V候補・桃田賢斗、ライバルの面々は? 連覇狙う長身194cm、中国の五輪金メダル勢も
バドミントン世界選手権が30日に中国・南京市で開幕し、男子シングルスの有力選手はそろってストレートで白星を飾った。いずれも格下相手ではあったが、それぞれに中国のバドミントンファンを魅了した。
V候補に挙がる桃田、各国のライバルは格下相手に快勝発進
バドミントン世界選手権が30日に中国・南京市で開幕し、男子シングルスの有力選手はそろってストレートで白星を飾った。いずれも格下相手ではあったが、それぞれに中国のバドミントンファンを魅了した。
男子シングルスで初日に試合が行われたのは、第1、3シードのブロック。第1シードで連覇を狙うビクター・アクセルセン(デンマーク)は、194センチの長身を生かした安定感のあるプレーでポルトガルの選手にストレート(21-8、21-7)で圧勝した。前日(29日)の公式会見で記者のリクエストに応えて一部を中国語で話したアクセルセンには、入場時や得点時に中国人選手を応援するかのような歓声が送られ、中国における人気の高さがうかがえた。
第3シードで開催国・中国の若きエース、石宇奇(シー・ユーチー、中国)は、大会の開幕戦とも言える第1コートの第1試合に登場。スピードを上げずに様子を見ながら返球する戦いぶりだったが、相手の隙を見つけて強烈なスマッシュをたたき込むと会場が沸いた。チェコの選手を寄せ付けず、38分間の試合でストレート勝利(21-13、21-11)を収めた。
第8シードでリオデジャネイロ五輪金メダルのシン龍(※シンは「ごんべんに甚」、チェン・ロン、中国)もストレート(21-13、21-15)で台湾の選手に快勝した。丁寧なラリーで相手を追い詰め、ネット前に寄せた相手にパッシングショットを仕掛けて得点を重ね、相手がクリアに逃げると、打点の高いジャンピングスマッシュできっちりと仕留めた。