大谷翔平の配慮をLA実況席絶賛 敵味方関係ない心優しさに「彼は何でもやる、紳士です」
米大リーグで5日(日本時間6日)に行われたマリナーズ戦に先発し、6回1失点で今季初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平投手。投球のみならず、話題になったのは初回にピッチクロック違反を指摘された後、イニング終了後に球審と話し込んだ場面だ。相手の投球練習するボールがないと気付き、球審のポケットからボールを取って投げ渡した。米メディアでもこぞって取り上げられた場面だったが、その模様を中継したロサンゼルスの地元放送局には思わず温かい笑みがあふれた。
LA実況席「ショウヘイはフレクセンが出てきたのに気づいて…」
米大リーグで5日(日本時間6日)に行われたマリナーズ戦に先発し、6回1失点で今季初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平投手。投球のみならず、話題になったのは初回にピッチクロック違反を指摘された後、イニング終了後に球審と話し込んだ場面だ。相手の投球練習するボールがないと気付き、球審のポケットからボールを取って投げ渡した。米メディアでもこぞって取り上げられた場面だったが、その模様を中継したロサンゼルスの地元放送局には思わず温かい笑みがあふれた。
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注目されたのは大谷が1回の登板を終え、マウンドを降りた直後。この回に指摘されたピッチクロック違反の確認に出向き、エンゼルスのネビン監督、水原一平通訳もそこに加わった。すると、話し合いの最中、何かに気づいた大谷は咄嗟に球審のポケットからボールを取り出し、誰かに手渡した。実はマリナーズ先発のフレクセンが投球練習用のボールを持っていないことに気づき、自らボールを渡してあげたのだ。
周囲への配慮を忘れず、咄嗟に行動する大谷の人柄が表れた場面。米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」実況席も当然反応し、解説のマーク・グビザ氏は「ショウヘイはフレクセンが出てきたのに気づいて、ウォームアップができるように『はい、ボール』って手伝ってますね」と伝え、「彼は何でもやるんですよ。紳士です」とプレーにとどまらない献身性を称賛。実況席には温かい笑いに包まれていた。
この日は6四死球と制球に苦しみながら6回111球、1失点8奪三振。打っては終盤に貴重な適時打を放つなど2打数1安打1打点で4-3の勝利に貢献した。6日(同7日)は移動日となり、7日(同8日)の本拠地ブルージェイズ戦に備える。
(THE ANSWER編集部)