大谷翔平、敵軍投手への気遣いで比較された衝撃の退場劇 米識者指摘に「ショウヘイなら許される」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては6回3安打1失点、8奪三振と111球の力投を見せて今季初勝利をマークした。打っても2打数1安打で自らを援護する1打点も挙げて4-3の勝利に貢献。初回のマウンドで自身初のピッチクロック違反をとられたが、米識者は宣告した球審に注目。話題になった衝撃の退場劇との違いを指摘している。
マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で出場
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては6回3安打1失点、8奪三振と111球の力投を見せて今季初勝利をマークした。打っても2打数1安打で自らを援護する1打点も挙げて4-3の勝利に貢献。初回のマウンドで自身初のピッチクロック違反をとられたが、米識者は宣告した球審に注目。話題になった衝撃の退場劇との違いを指摘している。
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緊張が走った。制球に苦しんだ初回、ピッチクロック違反をとられた大谷。最少失点でしのいでマウンドを降りると、ベンチ前でネビン監督、水原一平通訳を交え、球審と話し合いを行った。その途中、相手先発が投球練習用のボールがないことに気づくと、球審のポケットに手を突っ込み、ボールをトスして渡した。
緊迫した状況にもかかわらず大谷が見せた気遣いには称賛の声が上がった。米投球分析家ロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで実際の動画を公開。返信欄では、過去に話題となったJT・リアルミュート捕手(フィリーズ)の退場劇との比較動画を投稿した。
3月27日(同28日)に行われたブルージェイズとのオープン戦で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表のリアルミュートは球審のほうを振り返ることなく、ミットを差し出してボールを要求。しかし、球審がボールをトスする直前に、リアルミュートがミットを引っ込めてしまったことでボールが落ちるという“すれ違い”が起こった。ボールを“スルー”された形の球審は即座に退場を宣告。物議を醸す出来事となった。
フリードマン氏は文面に「疑問を抱いている人のために、これのMLBルールは1.球審がボールを渡そうとしてそれを捕らなければ:退場。2.球審がボールを渡さないためそれを盗んだら:最高」とつづり、今回の大谷の対応との違いを示した。
退場劇の動画を見た日本人と思われるファンからは「笑う」「そんなアホな」「これで退場?」といった声が上がっており、今回の大谷の行動について米ファンからは「ショウヘイならなんでも許される。彼は最高だ」「これ同じこと思ったわ」「ショウヘイなら何でもできるんだよ」と笑い声が漏れていた。
(THE ANSWER編集部)