本拠地ブッシュスタジアムの巨大スクリーンに「TATSUJI」の文字が映し出された

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が閉幕し、いよいよ米大リーグ（MLB）が30日（日本時間31日）に開幕する。WBCで日本の14年ぶり3度目の優勝に貢献したラーズ・ヌートバー外野手が所属するカージナルスの本拠地では、巨大な「TATSUJI」の文字が出現。日本でのブレークぶりを物語る光景に番記者も「ここはラーズ・ヌートバーの世界だ」と注目している。

　巨大スクリーンにデカデカと映し出された。ブルージェイズとの開幕戦を翌日に控えたカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアム。右中間に設置された電子スコアボードには日本代表の「JAPAN」のフォントとカラーで「TATSUJI」の文字が表示された。ヌートバーのミドルネームは「テイラー・タツジ」。日本では「タツジ」「たっちゃん」の愛称で親しまれた。

　WBCを制覇したヌートバーに対する本拠地の粋な計らいを、地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のカージナルス番デリック・グールド記者がツイッターで写真を公開。「ここはラーズ・ヌートバーの世界だ」と文言を添えた。

　これには日本のファンも歓喜。「向こうでも浸透してるの嬉しい」「すげえ」「たっちゃん！」「カージナルス、にくいねえ」といった声が寄せられた。米ファンも「これはとても美しい」「ゴージャスだ！」「日本からヌートバーヌードル持ってくるのか気になる」とコメントするなど反響が広がっている。