キリオス、ラケット破壊 野次にイラ立ち「間違いなくフェデラー寄りだった」
男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。敗れたキリオスは初の決勝進出を逃したが、試合中は再三、客席からブーイングを受けるシーンが目立った。試合後、「間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と話したとオーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えている。
3時間超好ゲームも観客から再三ブーイング「精神面で集中する必要があった」
男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。敗れたキリオスは初の決勝進出を逃したが、試合中は再三、客席からブーイングを受けるシーンが目立った。試合後、「間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と話したとオーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えている。
第1、2セットともに1時間を超えるタイブレークの死闘でセットを奪い合う消耗戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットは互いにサービスをキープし、またもタイブレークに突入。しかし、最後はキリオスが痛恨のダブルフォルトで与えたマッチポイントをフェデラーにものにされ、勝利を逃した。すると、ラケットをコートに叩きつけ、破壊してしまった。
21歳の若武者がいら立ったのは、ワケがある。この試合、再三、客席からブーイングを受けていた。記事では、キリオスが「思うに、間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と振り返り、「自分があのような声援を受けるには、もう少し勝たなければいけないのだろうと感じた。精神面で集中する必要があった」と話したといい、テニス界のレジェンドとの対戦に不満を漏らしている。