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フェデラー、ナダルと13年前初対戦の地で再戦「これ以上ないくらい特別だ」

男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。決勝では3度目の優勝をかけ、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と激突する。今年3度目の“黄金カード”となり、35歳のレジェンドは「これ以上ないくらい特別な気分だ」と喜んでいる。オーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えた。

決勝で激突…マイアミで04年に初対決以来、37度目の“黄金カード”実現

 男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。決勝では3度目の優勝をかけ、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と激突する。今年3度目の“黄金カード”となり、35歳のレジェンドは「これ以上ないくらい特別な気分だ」と喜んでいる。オーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えた。

 今季屈指の名勝負となった。第1、2セットともに1時間を超えるタイブレークの死闘でセットを奪い合う消耗戦。それでも、世界ランク6位の35歳フェデラーの集中力が、同16位の21歳キリオスを上回った。セットカウント1-1で迎えた第3セットは互いにサービスをキープし、またもタイブレークに突入。しかし、最後はキリオスのダブルフォルトで迎えたマッチポイントをものにし、3時間超の熱戦に終止符を打った。

 記事によると、観客の熱烈な声援を受けたフェデラーは「みんな、ありがとう。とても良い雰囲気でした。こういった中でプレーできるのは素晴らしい気分」とファンに感謝しながら「彼はとても手強かったし、素晴らしいプレイヤーだ。だからこそ、特別な気分だね」と奮闘した若武者を称えた。さらに「戦い続け、信じ続け、常にアグレッシブであることを保ち続けようと。接戦だったし、どちらに転んでもおかしくなかった」と振り返ったという。

 これで決勝はナダルとの対戦が決まった。04年のマイアミ・オープンで初対戦し、翌年決勝で雪辱、同大会初優勝を飾った。思い出の地、しかもファイナルで37度目の対決が決まり、記事では「2004年を振り返れば、若手の星であったナダルと対戦し、僕は敗れた。翌年の決勝では、僕は負けていたかもしれなかったが、何とか勝つことができた。再び彼と決勝でぶつかるのは、これ以上ないくらいにスペシャルだね」と話したといい、感慨に浸っているようだ。

 今年は3度目の対戦で、決勝ではフェデラーが7年ぶりに制した1月の全豪オープン以来。当時は自身の史上最多記録を更新するグランドスラム18勝目を挙げたが、再び実現した“黄金カード”はどんな結末が待ち受けているだろうか。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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