“日本のカリー”と話題、富永啓生の進化 3P精度に「対戦したくない」と評される凄さ
米大学バスケットボール、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する富永啓生が、ここ4試合で計98得点を記録。あのNBAスター、ステフィン・カリーに例える米メディアもあり、カリー本人もSNSで反応するなど小さくない話題となっている。昨季はここまで注目を浴びていなかったが、1年の成長ぶりは数字にもしっかり表れていた。
カリー本人も「最高だぞ」と反応する活躍ぶり
米大学バスケットボール、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する富永啓生が、ここ4試合で計98得点を記録。あのNBAスター、ステフィン・カリーに例える米メディアもあり、カリー本人もSNSで反応するなど小さくない話題となっている。昨季はここまで注目を浴びていなかったが、1年の成長ぶりは数字にもしっかり表れていた。
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本家も認める“日本のカリー”となった。米放送局「ビッグ10ネットワーク」公式ツイッターは16日(同17日)に「ニックネーム:日本のステフィン・カリー。背番号:30」と記し、富永の生い立ちや周囲の評価を伝えた動画を公開。すると、これにカリー本人がコメント欄で反応。「最高だぞ、ケイセイ!」と称えていた。
5日(同6日)のペンシルベニア州立大戦でキャリア最高となる30得点と爆発。米メディア「スポーツグリッド」のベン・スティーブンス記者が自身のツイッターで「これがビッグ10で最も過小評価されているスコアラー」「ステフィン・カリーは今やNBAのケイセイ・トミナガとして知られている」などと称賛した。
その後3試合でも24、22、22と4戦連続で20得点超え。米カレッジスポーツ専門メディア「On3」のブライアン・ヌーベール記者はツイッターで「ビッグ10で優勝争いをしているチームからすれば、ケイセイ・トミナガは残りシーズンで最も対戦したくない選手に違いない」と評し、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は「ケイセイ・トミナガがショーを披露」と報じるなど現地でも活躍ぶりが伝えられている。
富永は身長188センチ。桜丘高(愛知)卒業後にNJCAA(全米短期大学体育協会)のレンジャー・カレッジに進学し、2021-22シーズンからネブラスカ大へ編入。同年の東京五輪には3人制バスケットボール日本代表として出場した。ただ、ネブラスカ大では昨シーズンは出場30試合で20点超えは1度だけ。1試合平均得点5.7だったが、今季はスタッツでも大きく成長を感じさせている。
ここまで27試合出場。平均出場時間が昨季の16.5分から23.3分に伸びたこともあり、1試合平均得点は2倍以上となる12.4をマーク。20得点超えは6度記録している。カリーも得意とする3ポイントシュートの成功率も138本中56本成功させ、昨年の33.0%から40.6%と大きく向上させた。これは規定には達していないものの、リーグ3位相当の数字。直近4試合に限れば47.4%(38本中18本成功)と更に冴えており“日本のカリー”の異名に違わない活躍をしていると言えそうだ。
(THE ANSWER編集部)