八村塁、レイカーズオーナーが背番号28の理由を聞いて感涙「この青年は素晴らしい」
米プロバスケットボール(NBA)は31日(日本時間1日)、レイカーズが敵地でニックスと対戦。オーバータイム(OT)の熱戦の末、129-123で勝利した。2戦連続の先発出場のレイカーズ八村塁は移籍後最多の19得点を飾ったが、米メディアでは新たな背番号「28」に込められた思いを知ったオーナーが感涙したと報じている。
2戦連続先発となったニックス戦で移籍後最多の19得点
米プロバスケットボール(NBA)は31日(日本時間1日)、レイカーズが敵地でニックスと対戦。オーバータイム(OT)の熱戦の末、129-123で勝利した。2戦連続の先発出場のレイカーズ八村塁は移籍後最多の19得点を飾ったが、米メディアでは新たな背番号「28」に込められた思いを知ったオーナーが感涙したと報じている。
「レイカーズ新加入のルイ・ハチムラは背番号でコービーとジャンナ・ブライアントへのオマージュを捧げる」と特集したのは米テレビ局「FOXニュース」だった。強豪で躍動を続ける八村。自らの名前にちなみ、ウィザーズでは背番号「8番」を着けていたが、新天地では28番を選択した。
レイカーズのオーナーのジニー・バズ氏が人気パーソナリティ、スティーブン・A・スミス氏のポッドキャストに出演し、八村との移籍決定直後のやり取りを明かした。
「彼に聞いたんです。『もう背番号を選んだの?』と。彼はこう言いました。『28番にします。2はジアナのために、8はコービーのために』と」
レイカーズの8番はNBA優勝5度を誇るコービー・ブライアント氏の番号。2020年に次女ジアナさんとヘリコプター事故でこの世を去り、永久欠番になっている。このエピソードを紹介したバス氏は「この青年は素晴らしいことをしてくれるのね」と涙を滲ませていた。
ジアナさんとコービー氏に敬意を表した形の八村。レイカーズでのデビュー戦となった1月25日(同26日)のスパーズ戦後の会見では、背番号28について「8が入っていないとやっぱりダメだなと思って」「2月8日が誕生日で、それでいいかなと思って選びました」と語っていた。またコービー氏とジアナさんにまつわる数字という点については、米スポーツ専門局「ESPN」が報じていた。
「FOXニュース」の記事では「ルイ・ハチムラはウィザーズとのトレードで、レイカーズが切望していた厚みをもたらした。ハチムラはレイカーズの新しいユニフォームを気に入っているだけでなく、亡くなったコービーとジアナ・ブライアントの背番号へのオマージュも捧げていたのだ」と紹介している。
(THE ANSWER編集部)