侍4強で散る 米紙は勝敗分けたポイントに米国の継投と筒香の打席を挙げる
好投のロアークはわずか48球で降板、計7投手で1点に抑える
この場面を米紙は「リーランド監督が2死で走者2人の場面でニシェクの名前をコールした際、チームUSAは命がけの状況だった」と試合のハイライトに挙げ、筒香を打ち取った右腕が腕を突き上げながらマウンドを降りた様子をレポート。「そして、USAは決勝戦に歩みを進めた」と伝えた。
リーランド監督はこの日2安打無失点と好投を見せていた先発のロアークを4回わずか48球で降板させ、計7投手の継投で侍ジャパンを抑えていった。記事ではこの継投を特筆。8回のピンチでも結局はその継投が奏功し、1点差逃げ切りに成功しており、米紙はその継投を勝因の一つに挙げている。
侍ジャパン投手陣も先発の菅野らが好投。メジャートップ選手を揃える強力打線を相手に5投手で計6安打2失点に抑えたが、あと1点が遠かった。
試合後、小久保監督は「ホームが遠い、そういう試合だった。ピッチャーは本当によく投げた」と振り返り、「本当に悔しい負けですけど、選手はよくやったと思います」と選手を称えていた。まさに紙一重の展開に敗れ、日本は大会を去ることになった。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer