コミュニティ広場「すずかめ」を訪問

　プロ野球・西武の源田壮亮内野手が21日、埼玉・所沢市内にあるコミュニティ広場「すずかめ」を訪問し、こども食堂に集まった子どもたち約20人と交流した。源田は2022シーズンから、子どもたちの居場所づくりや児童養護施設などの児童福祉活動を支援するため、1軍公式戦で盗塁を決めるごとに2万円を積み立て、寄付する活動を始めている。

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　子どもたちとは施設にあるおもちゃで遊んだり、キャッチボールをしたりして1時間ほど交流。WBC日本代表に選ばれている源田に「WBCがんばってください！」とエールが送られ、「ありがとう！　がんばるよ！」と応じた。また、洗い終えた皿の拭き仕事を手伝うなど、ボランティアとコミュニケーションをとる姿も。「家でもお皿は拭いているので慣れてますよ！」と場を和ませた。最初は恥ずかしがっていた子どもたちも、源田の優しさに緊張がほぐれたのか積極的に話しかけるようになり、最後はサインのために長蛇の列ができるほどだったという。

　源田は2022年1月に第1子となる男の子が生まれ、自身の子どもに幸せになってほしいと思うとともに、悲しい思いをしている子どもが1人でも減ってほしいという気持ちが芽生え、子どもたちに対しての活動をしたいと考えるようになり、寄付活動を始めることを決意。12盗塁を記録した2022シーズンの寄付金は合計24万円で、西武が本拠地を置く埼玉県の「社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会」の「こども食堂・未来応援基金」と、源田の出身地である大分県の「社会福祉法人大分県社会福祉協議会」にそれぞれ12万円ずつ寄付した。寄付金は、子どもたちの居場所づくりや夢を叶えるために使用される。

■源田コメント
「みんな元気いっぱいで、中には僕のことを知ってくれている子もいて、うれしかったです。ライオンズの先輩方がいろんな社会貢献活動をされている中で、僕もやりたいという気持ちがずっとありました。今日の訪問で子どもたちも笑顔になってくれたかなと思うので、来年以降もふれあいや、支援活動を続けていきたいなと思います。子どもたちのためにも来シーズンしっかり結果を出せるようにがんばります！」