八村塁のトレード移籍先3つを米メディア考察 サンズなら「攻撃に広がりもたらせる」
米プロバスケットボール(NBA)・ウィザーズの八村塁にトレードの可能性が浮上していると米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が報じた。これを受け、米メディア「クラッチポイント」は「ルイ・ハチムラにとってベストな3つのトレードの行き先」と題し、チーム状況などから八村にマッチする移籍先を考察。サンズなど3チームを挙げた。
米メディア「ウィザーズが複数チームとトレードの話し合い開始」
米プロバスケットボール(NBA)・ウィザーズの八村塁にトレードの可能性が浮上していると米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が報じた。これを受け、米メディア「クラッチポイント」は「ルイ・ハチムラにとってベストな3つのトレードの行き先」と題し、チーム状況などから八村にマッチする移籍先を考察。サンズなど3チームを挙げた。
「ジ・アスレチック」が18日(日本時間19日)に掲載した記事によると、ウィザーズは八村のトレードについて複数のチームに水面下で接触し、「得点力を必要としている複数の西カンファレンスのチームから興味を引かれている」という。
この報道を受け、「クラッチポイント」は八村をトレードで獲得することで「利益を得そうな3チーム」を紹介。「計り知れない得点ポテンシャルを持つ若いコンボフォワードを求めるチームにとって、ハチムラをトレードで獲得するのは悪くないだろう」とし、サンズ、ホーネッツ、ペイサーズの3チームを挙げた。この中で、「ジ・アスレチック」が挙げた「西カンファレンスのチーム」に唯一該当するのがサンズだ。
昨シーズンの同カンファレンス首位であるサンズは今季ここまで勝率5割を下回り、12位と低迷している。記事では、デビン・ブッカーとクリス・ポールの怪我により「オフェンスの助けをひどく必要としている」状態と指摘。「トレードでハチムラを獲得することがサンズの全ての問題を解決する万能薬とはならないだろう」としながらも、ミッドレンジからのシュート精度などを評価し、「サンズのオフェンスに別の広がりをもたらせるかもしれない」と期待を寄せた。
ホーネッツは昨季の得点源だったマイルズ・ブリッジズが抜けた穴を埋め切れず、記事では「ハチムラがホーネッツのコンボフォワードの欠落を埋めることができるかもしれない」と言及。ペイサーズに関しては「間違いなくパワーフォワードを必要としている」と触れ、「再建期から優勝争いへのトリッキーな飛躍を試みているペイサーズにとって、6フィート8インチ(約203センチ)のフォワードであるハチムラをトレードで獲得することは、ベストなことかもしれない」と評した。
来月25歳になる八村は、今季終了後にフリーエージェントとなる。2019年のNBAドラフトで日本出身選手として初の1巡目指名を受け、全体9位でウィザーズに入団。ルーキーイヤーから先発で起用され、48試合出場した。昨季からベンチスタートが多くなると、今季は負傷もあり29試合の出場で先発はない。現地2月9日のトレード期限までに移籍はあるだろうか。
(THE ANSWER編集部)