NBA公式が“種明かし”動画を公開

　米プロバスケットボール（NBA）で驚きの“マジック”が大きな話題を呼んでいる。2日（日本時間3日）に行われたウォリアーズ―ホークス戦で、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが持っていたはずのボールが、いつの間にか消えて別の選手のもとへ。多くの米ファンが混乱する出来事だったが、謎が解明された。NBA公式が“種明かし動画”を公開。「ずっと悩んでいた」「秘密のままにしておくべきだった」などと反響が寄せられている。

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　見えなかった。3ポイントライン手前でパスを受けたグリーン。立ち止まっていたが、いつの間にか手にしていたボールが消えた。左から背後に回り込んでいたクレイ・トンプソンが、いつの間にか手にしていたのだ。映像ではボールがどのように渡ったのか分からず、多くの米ファンが混乱。ツイッター上などで話題になっていた。

　マジックを疑うファンもいた中、NBA公式ツイッターは「申し訳ないドレイモンド、マジシャンが秘密を明かされるのを嫌うのは知っているけど」と文面を添え、“種明かし”となる動画を公開した。問題の場面に「HOW？！」とキャプションをつけた上で、プレーを巻き戻し。答えは別の角度に映っていた。

　正面上方、背後からの映像では、グリーンが棒立ちのままノールックのバウンドパスを繰り出し、背後を回ったトンプソンがキャッチしていた。最初の映像では偶然にもパスが隠れていたため、見えていなかった。

　これに米ファンからは「魔法」「速すぎる」「いまだにボールが見えない」「ずっとどうなってるのか気になってた」「どうやってやったのか見るためにあの動画を百万回も見たよ」「ありがとう。瞬間移動したのかと思っていた」「いいや、あれはブルートゥースパスだった」「アー！　本当に魔法かと思っていたよ」「カメラアングルの力」「ずっと頭を悩ませていた。ありがとう」などと反響が集まった。

　一方では「秘密のままにしておくべきだった」「知らないままのほうが楽しかったのに」「どうしてネタバレするのさ」といった“不満”の声も。NBAの奥深さを示すプレーとなったようだ。