錦織戦は「少しうろたえた」 完敗キリオスが脱帽「彼のリターンが素晴らしかった」
テニスのウィンブルドンは7日、男子シングルス3回戦で世界ランク28位の錦織圭(日清食品)が同18位のニック・キリオス(オーストラリア)を6-1、7-6、6-4のストレートで破り、2年ぶりの16強進出を決めた。
1時間37分でストレート負けのキリオスが賛辞「彼との対戦は常にタフだ」
テニスのウィンブルドンは7日、男子シングルス3回戦で世界ランク28位の錦織圭(日清食品)が同18位のニック・キリオス(オーストラリア)を6-1、7-6、6-4のストレートで破り、2年ぶりの16強進出を決めた。絶品のロブショットを大会公式インスタグラムが「一流だ」と評し、動画付きで公開。実況も「美しいポイントだ」と唸るなど、見せ場たっぷりの試合となったが、敗れたキリオスは「彼のリターンが素晴らしかった」と脱帽している。ATP公式サイトが伝えている。
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キリオスが錦織に翻弄された。象徴するようなシーンは、第3セットの第10ゲームだった。
キリオスのサービスから始まったラリー。左右に振られながら錦織は絶妙なショットでキリオスを前進させた。次の瞬間だった。ネット際中央に構え、勝負に出たキリオスの位置を冷静に見極めるとバックハンドで優しく、そして高く打ち返した。虚を突くロブショットにキリオスは一歩も動くことができない。振り返った視線の先できっちりとライン内側にボールは落ちていた。
これには一躍、客席から喝采が沸き起こり、実況も「美しい(ポイント)です。ニシコリ。どれほど難しいプレーなのかが分かります」と唸るように伝えた。大会公式インスタグラムは動画付きで「一流だ ケイ・ニシコリの年?」と称賛のコメントとともに紹介。わずか1時間37分で敗れたキリオスは「苦しかった」と試合を振り返ったという。