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錦織、“97分の圧勝劇”を海外記者が続々絶賛「ニシコリ史上最高の芝の試合」

テニスのウィンブルドンは7日、男子シングルス3回戦で世界ランク28位の錦織圭(日清食品)が同18位のニック・キリオス(オーストラリア)を6-1、7-6、6-4のストレートで破り、2年ぶりの16強進出を決めた。絶品のロブショットを大会公式インスタグラムが「一流だ」と評し、動画付きで公開。実況も「美しいポイントだ」と唸るなど、見せ場たっぷりの試合となったが、海外記者も「セットポイントは私の人生において最高のラリー」「芝におけるニシコリ史上最高の試合」と絶賛している。

16強進出を決めた錦織圭【写真:Getty Images】
16強進出を決めた錦織圭【写真:Getty Images】

キリオスを1時間37分で圧倒、「これは本当に驚きだ」の声も

 テニスのウィンブルドンは7日、男子シングルス3回戦で世界ランク28位の錦織圭(日清食品)が同18位のニック・キリオス(オーストラリア)を6-1、7-6、6-4のストレートで破り、2年ぶりの16強進出を決めた。絶品のロブショットを大会公式インスタグラムが「一流だ」と評し、動画付きで公開。実況も「美しいポイントだ」と唸るなど、見せ場たっぷりの試合となったが、海外記者も「セットポイントは私の人生において最高のラリー」「芝におけるニシコリ史上最高の試合」と絶賛している。

 錦織が最高の試合を見せた。なかでも、魅惑のテクニックを発揮したのは第3セット、第10ゲームだった。

 キリオスのサービスから始まったラリー。左右に振られながら錦織は絶妙なショットでキリオスを前進させた。次の瞬間だった。ネット際中央に構え、勝負に出たキリオスの位置を冷静に見極めるとバックハンドで優しく、そして高く打ち返した。虚を突くロブショットにキリオスは一歩も動くことができない。振り返った視線の先できっちりとライン内側にボールは落ちていた。

 これには一躍、客席から喝采が沸き起こり、実況も「美しい(ポイント)です。ニシコリ。どれほど難しいプレーなのかが分かります」と唸るように伝えた。大会公式インスタグラムは動画付きで「一流だ ケイ・ニシコリの年?」と称賛のコメントとともに紹介。圧巻のプレーも披露し、わずか1時間37分で勝った日本のエースに海外記者もツイッター上で続々と賛辞を送っている。

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