「本当に不可能なことはないんだな」 W杯日本のスペイン撃破に柔道・阿部詩が感激
柔道のグランドスラム東京大会が3日から2日間、東京体育館で行われる。来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つ。一部選手たちがオンラインで会見した。
柔道GS東京
柔道のグランドスラム東京大会が3日から2日間、東京体育館で行われる。来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つ。一部選手たちがオンラインで会見した。
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男子66キロ級・丸山城志郎(ミキハウス)
「悪くない仕上がりです。自分の力を100%出すだけ。何としても今回は勝ちたいです。いろんな目標を持った選手の集まる大会。皆さんがいろんなものにフォーカスして柔道というものを知ってほしい」
女子48キロ級・角田夏実(了徳寺大職)
「日本で戦えるので海外選手よりはやりやすいのかなと。(10月の世界選手権から)あまり息を抜くところがなく気持ちの整理の面、体の疲れは残っているけどしっかり戦いたい。ほとんど1週間くらいしか休んでいない。気持ちも『試合があるな』という圧迫感があって、休んでも休まらないので難しさはありました。試合の感覚は忘れていないので、あとは気持ちの面で体の疲れをなくしたい。そこ(プレッシャー)は気にせずいつも通りやれたら」
女子52キロ級・阿部詩(日体大4年)
「100%まではいかないけど、試合ができる状態です。(出場理由は)自分は10月の世界選手権が終わってからもしっかり出ると決めていた。この大会を乗り越えれば自分のさらなる進化に繋がると思って出場を決めました。(サッカー・ワールドカップで日本が決勝トーナメントに進出し)本当に不可能なことはないんだなと。オンタイムではないですけど、スペイン戦を見ていい刺激をもらいました。
決勝で負けて以来のグランドスラム東京なので、しっかり決勝の畳に立つことが大事。10月の世界選手権では指導が厳しかったので、そこを細かくやってきた。あとは自分の武器である一本を取る部分を磨いてきました。来年5月の世界選手権に向けても大事な大会。しっかり勝ち切りたい。あまり内定、内定と思って試合に臨むと緊張してしまう。一つひとつ勝ち切るという想いだけでやっています」
女子63キロ級・堀川恵(パーク24)
「いつも通りの状態でやれています。(世界選手権優勝者の)赤ゼッケンを背負って戦うのは誇り。自分が勝ち取ってきたものに誇りを持つけど、気持ちの面では挑戦者なので、変わらずに自分のやるべきことをやりたい。(有観客で)テレビやYouTubeで見るのとは違うので、刺激になるような試合にしたい。(優勝なら来年世界選手権内定について)もちろんそれが近道。ここで優勝して内定を取りに行きたいけど、日本人選手もたくさんいるので、あまり意識せずに自分の柔道を心がけたい」
(THE ANSWER編集部)