日本競馬を英メディアが称賛 「さらなる高みに昇華」と注目したファン視点のサービスとは
調教技術の進化により、あらゆる国で強い競争馬が力を発揮できるようになった世界の競馬。それと同時に映像を使った報道も格段の進化を遂げており、新たな試みをする動きも加速している。そんな中、英専門メディアは日本の映像提供のあり方に注目。「さらなる高みに昇華させた」と称賛している。
JRAによるパドックのライブ配信スタイルに注目
調教技術の進化により、あらゆる国で強い競争馬が力を発揮できるようになった世界の競馬。それと同時に映像を使った報道も格段の進化を遂げており、新たな試みをする動きも加速している。そんな中、英専門メディアは日本の映像提供のあり方に注目。「さらなる高みに昇華させた」と称賛している。
多くの日本馬が海外レースに出走し、海外の強豪も日本にやってくるようになって久しい競馬界。ビッグレースでなくても各馬の走りを世界各国で見ることができるようになり、ファンにとっては異国の競馬に触れる機会も増えた。
そんな中、英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」は「競馬放送は将来どのようになっている?」との見出しで記事を掲載。「我々は何ができるのか? 端的に言えば、勇敢になり、もっと投資する。競馬報道を面白くする余地は多くある」と記して、新たな試みを始めている動きに言及した。
「我々は、ここ数年の英国とアイルランドのレースで、ついにドローンを使い始めた。しかしその使い道はいまだ限られている。勇気を出して、この昨年のオーストラリア・コックスプレートでの素晴らしい映像のようなものを作成し始めよう。この映像はヘリコプターから撮られたもの。しかしオーストラリアやほかの区域では、日常的にドローンが使われている」
これに続いて、言及したのが日本の映像提供のあり方。「新型コロナ禍の日本では、パドックをライブ配信するインテラクティブな360度カメラが登場した。これは視聴者が見るものをコントロールでき、見たいものが見られる」と世界でもなかなか例を見ないスタイルに注目している。
記事内では「日本は最近、パドック放送をさらなる高みへ昇華させた。JRAは、パドック内のすべての馬の標準化された映像を提供することに焦点を当てた新たなプロジェクトを開始。視聴者に、より良い情報を提供するために、その映像から動きのデータを収集している」と日本のサービスを紹介。日本の競馬映像提供の技術は世界でも一目置かれているようだ。
(THE ANSWER編集部)