アストロズ大好きファンが話題

　米大リーグのワールドシリーズ第6戦は5日（日本時間6日）、アストロズが本拠地フィリーズ戦に4-1で勝利を収め、5年ぶり2度目の優勝を飾った。歓喜の裏で衝撃のベッティングが行われていたことが話題となっている。熱烈な男性ファンが7500万ドル（約110億円）を手に入れ、米メディアは「スポーツベッティング史上最高額」と報じた。

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「マットレス・マックがアストロズに賭けて7500万ドルを勝ち取った瞬間」

　こうつづり、動画を公開したのは米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のベッティング専門アカウント「br_betting」だった。一塁側内野席の最前列にいる年配男性。アストロズのユニホーム姿で最後のアウトを見守った。他の観客とハイタッチを交わすなど大喜び。110億円を手に入れた瞬間だ。

　一躍話題を集めたのは、ヒューストンのギャラリー家具店でオーナーを務めるジム・マッキンベール氏だった。毎年アストロズの世界一に賭けていることでも有名で、家具店の重鎮。「マットレス・マック」と呼ばれている71歳だ。

　米スポーツベッティングメディア「アクション・ネットワーク」は、「マットレス・マックがスポーツベッティング史上最高額となる7500万ドルを勝ち取る」の見出しで記事を掲載。「スポーツギャンブル史上最大の勝者になった」と説明した。この日の試合で始球式を務めた同氏は、複数のスポーツブックメーカーに数回に分けて総額1000万ドル（約14億6000万円）を賭けていたという。

　さらに「賞金はマッキンベール氏のポケットに直接入るのではなく、顧客に還元される」と記載。「3000ドル以上を購入していた客はキャッシュバックを得ることができる」と店を利用した人に特典があるという。

　過去のワールドシリーズでも、アストロズの優勝に巨額を賭けて話題になっていたマッキンベール氏。歓喜の瞬間が訪れていた。