手こね動画拡散されたアストロズ投手は疑惑否定 敵将も咎めず「SNSで話題なってるね」
米大リーグのワールドシリーズ第2戦は29日(日本時間30日)、本拠地のアストロズがフィリーズに5-1で雪辱。1勝1敗のタイとした。この試合でアストロズ投手のマウンド上で取った仕草に疑惑の目が向けられているが、本人は試合後に不正を否定した。米記者が伝えている。
アストロズ先発バルデスの動画拡散も米記者「自分を落ち着かせるため」
米大リーグのワールドシリーズ第2戦は29日(日本時間30日)、本拠地のアストロズがフィリーズに5-1で雪辱。1勝1敗のタイとした。この試合でアストロズ投手のマウンド上で取った仕草に疑惑の目が向けられているが、本人は試合後に不正を否定した。米記者が伝えている。
ネット上で話題になったのは、7回途中1失点の好投で勝ち投手となったアストロズの先発フラムバー・バルデス投手。登板中、グラブを外した右手の掌を左手の親指でこね、その後にボールに触れる仕草を繰り返した場面があった。この映像がネット上で拡散されたほか、5回終了後にマウンドを降りて審判の粘着物質検査を受ける際に右手の掌を何度もユニホームで拭くような仕草も同じく投稿された。
一挙手一投足が注目されるワールドシリーズとあって、試合中からファンや記者の間でさまざまな意見が上がった。しかし、本人は試合後に否定したという。米スポーツ専門局「ESPN」のマーリー・リベラ記者は自身のツイッターで「私はバルデスに手をこねていたことについて話を聞いた」とし、「違反するものは何も使っていないと話している。自分自身を落ち着かせるためにたまにやっていることだという」と取材内容を伝えた。
また、米テキサス州地元ラジオ局「KILT」のアダム・スポレーン記者はフィリーズのロブ・トムソン監督の談話をツイッターで紹介。ベンチはバルデスの動作に気付いていたかという問いには「気付いていた」と明かした。「ツイッターで話題になってるよね。審判がチェックしていたし、何かあればMLBが対処してくれる」。それを懸念しなかったかという問いには「ないよ。前回の先発登板でも見ていたから」と語ったという。
(THE ANSWER編集部)