「CBSスポーツ」が移籍先として30球団を格付け

　米大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は今オフにフリーエージェント（FA）となるため、去就に注目が集まっている。今季ア・リーグのシーズン歴代最多となる62本塁打を放った大砲。米メディアは新天地候補として全30球団を格付けした。エンゼルスについては「トラウトとオオタニにジャッジが加わるアイデアは魅力的」としながらも、移籍の可能性は低いと分析している。

　ア・リーグ優勝決定シリーズでアストロズ相手に屈辱の4連敗を喫したヤンキースはストーブリーグに突入。今季開幕前にヤンキースからの契約延長のメガオファーを断り、レギュラーシーズンで大活躍したジャッジは移籍市場最大の大物として注目を集めている。

　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」の企画ではチームの資金力、競争力から30球団のジャッジ獲得の可能性を順位付けしているが、ジャッジとア・リーグMVP争いを演じた大谷翔平投手が在籍するエンゼルスは19位と下位評価になっている。

　資金力、プレーオフ進出可能なチーム力のいずれかに疑問符が付けられるグループ2にタイガース、ナショナルズ、オリオールズ、ブルワーズ、ロッキーズとともに格付けされたエンゼルス。寸評では「マイク・トラウトとショウヘイ・オオタニの威力に、ジャッジが加わるアイデアは魅力的である」と認めたが、実現可能性は低いと見積もっている。

　さらに「しかし、エンゼルスは身売りの前か後にオオタニをトレード出すことになりそうだ」と二刀流の放出にも言及している。一方、ジャッジ争奪戦格付けの本命は1位ヤンキース、2位ドジャース、3位メッツ、4位ジャイアンツの4球団と予想している。