13日から米ツアーZOZOチャンピオンシップ

　日本開催大会のゴルフ米男子ツアー・ZOZOチャンピオンシップは13日から千葉・アコーディアG習志野CC（7079ヤード、パー70）で開催される。前週優勝の勢いを持って参戦する韓国の20歳トム・キムも来日して調整を続けているが、練習グリーン上に怪しげな“新兵器”を投入。PGAが公開した動画に、海外ファンから「面白い」「これはやばいって」といった爆笑コメントが寄せられている。

　練習グリーン上に持ち込まれたのはシューズよりも大きなフェースを持つ巨大パター。まず任成宰（イム・ソンジェ）がこれを使ってパッティングするも、ボールはカップの右にそれた。続いてトムが挑戦。1メートルほどのパットを見事に決めた。次に左右打ちのシャフトを繋げてフェースが一つになっている特殊パターでパッティング。ストレートラインに乗ったボールはカップに吸い込まれ、息の合ったところを見せた。この時点で任は地面に手を突いて大笑い。トムの笑い声も響いている。

　最後に登場したのは複数のフェースが扇風機の羽のようにクルクル回るパター。扱いに不慣れな任は苦戦しながらも何とか3パット（？）でカップインさせたが、最後まで2人の笑いは絶えなかった。このパターには「ZOZO」の文字が見られるように、どうやら大会側が特別に作製したパターのようだ。

　PGA公式インスタグラムは動画を公開。「速報：トム・キムとソンジェ・イムは今週新しいパターをバッグに入れているかもしれない」とジョーク交じりの文面を添えた。これには海外ファンから「これは面白い」「これはルール違反？」「純粋に喜んでいる」「この2人は最高だ」「俺も欲しい」「ダブルパターはやばいって（笑）」「素晴らしい」といった爆笑コメントが寄せられている。

　リラックスムードのトムは前週のシュライナーズ・チルドレンズ・オープン（米ラスベガス）でツアー2勝目。20歳3か月18日での2勝目は、タイガー・ウッズの20歳9か月20日を上回る年少記録となった。先月の大陸別対抗戦・プレジデンツカップでは松山英樹、任らとともに世界選抜チームを牽引した新星だ。今大会初日は任、キャメロン・デービス（オーストラリア）と同組で回る。