13日開幕の日本開催の米男子ツアー・ZOZOチャンピオンシップ

　日本開催大会のゴルフ米男子ツアー・ZOZOチャンピオンシップは13日から千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CCで開催される。すでに海外の選手たちも来日。米ツアー7勝で昨年の東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ（米国）の練習には早くも日本のファンが集まっていたが、ファンのマナーに注目した米ファンからは「観客は静か」「彼らは最高の選手を知っている」などと反響が寄せられている。

　習志野CCで入念な調整を行うシャウフェレ。ショットの確認を行うドライビングレンジでは「カコーン」という乾いた打球音が鳴り響いている。多くの観客が集まっているが、打球音以外で聞こえてくるのは鳥のさえずり程度。スマートフォンのカメラを向ける人、持参したイスに座って見つめる人などさまざま。中には子供もいるが、ほとんど声を発することなく静かに見守っている。

　PGAツアー公式インスタグラムは動画を公開。コメント欄には「日本はZOZOチャンピオンシップの準備ができている。シャウフェレを見るために月曜の練習は満席となった」と記した。これには海外ファンから「観客は静かでリスペクトの思いを持っている」「彼らは最高の選手を知っている」といった称賛のメッセージが寄せられた。また「みんなマスクをしている」とほとんどの観客がマスク姿であることに注目した声も上がっていた。

　シャウフェレは昨季、東京五輪後に3勝を挙げる活躍。今季は金メダルの思い出が残る日本での試合を初戦にした。11日に発表された第1、2ラウンドのペアリングでは、昨年大会優勝の松山英樹（LEXUS)、タイレル・ハットン（英国）と回ることになった。