大谷翔平を「エ軍はトレードするつもりない」 来季後FAまで“途中移籍”なしと米報道
米大リーグ・エンゼルスは今月、大谷翔平投手と年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約に合意したことを発表した。年俸調停を回避した選手として史上最高の昇給額となり、米国でも話題に。米メディアは「エンゼルスは彼をトレードするつもりはない」と、フリーエージェントとなる2023年シーズン終了後まで、エンゼルスでプレーすることになる見通しを伝えている。
シーズン終了前にエンゼルスと契約合意
米大リーグ・エンゼルスは今月、大谷翔平投手と年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約に合意したことを発表した。年俸調停を回避した選手として史上最高の昇給額となり、米国でも話題に。米メディアは「エンゼルスは彼をトレードするつもりはない」と、フリーエージェントとなる2023年シーズン終了後まで、エンゼルスでプレーすることになる見通しを伝えている。
2023年シーズン後にフリーエージェントとなる大谷。今季は8月のトレード期限までにも米国で移籍が噂されており、今オフの動向も注目されていたが、シーズン終了前に決着。大谷が権利を有していた年俸調停を回避し、年俸550万ドル(約7億9600万円)から大幅昇給となった。
米紙「USAトゥデー」は、ボブ・ナイチンゲール記者の署名記事で「アーロン・ジャッジはア・リーグMVP その他に2022年のMLBアワードに相応しいのは?」との見出しを付けた記事を公開。ジャッジに次いで2番目に紹介された大谷は「もし優勝争いに加わっていれば、この争いは別の話になっていたかもしれない」などと評価されている。
契約直後に公開された記事でも「この契約は、エンゼルスがオオタニをFA前にトレードするという意思がないことを示し、2023年シーズン中に契約延長を試みるという強いシグナルであることを示している」と報じていた同紙。今回の報道でも「エンゼルスは1年3000万ドルでオオタニと契約したあと、彼をトレードするつもりはない」と断言している。
FA直前の選手は夏の期限までにトレードされるケースもあるが、大谷に関しては途中移籍することなく2023年シーズン終了を迎え、フリーエージェントとなる際もエンゼルスは再び契約を結びたい意向であるとの見通しのようだ。今季は打者として34本塁打、投手としても自己最多15勝をマークするなど2年連続で二刀流の躍動を見せた。歴史を作り続ける大谷は、来シーズンどんな驚きをもたらすのだろうか。
(THE ANSWER編集部)