張本智和、中国の10連覇支えた馬龍が“今後の脅威”に指名「高いレベルにある」【世界卓球】
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は9日、中国・成都で男子決勝が行われ、世界ランク1位の中国が同2位のドイツを3-0で下し、10大会連続の優勝を飾った。盤石の内容で“王座防衛”に貢献した世界ランク2位の馬龍は表彰式後、脅かす存在の一人として日本の張本智和の名を挙げた。
世界卓球男子団体戦決勝は中国がストレート勝ちで10連覇達成
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は9日、中国・成都で男子決勝が行われ、世界ランク1位の中国が同2位のドイツを3-0で下し、10大会連続の優勝を飾った。盤石の内容で“王座防衛”に貢献した世界ランク2位の馬龍は表彰式後、脅かす存在の一人として日本の張本智和の名を挙げた。
これまで幾多の厳しい戦いを繰り広げ、卓球王国・中国の世界一の座を守り通してきた馬。今大会も7試合に出場し、1試合も落とすことなく勝ち抜いた。決勝も第2試合でドイツのチウ・ダンと真っ向勝負。第3ゲームを落としながらも、続く第4ゲームは戦闘モードに火が付いたかのような気迫あふれるプレーを見せ、相手に1点しか取らせない完勝だった。
馬は10連覇のうちの8回をメンバーとして戦った。表彰式後、取材エリアでのインタビューで8度目の優勝の意味を問われ「私は仲間に恵まれている。優れたチームメイトに最高のコーチ。共に戦った日々を一生覚えているだろう」と周囲への感謝の言葉を口にした。
さらに、今後中国を脅かす存在についても聞かれると「海外には素晴らしい選手がたくさんおり、高いレベルにある。でも中国にもトッププレーヤーがいる」とした上で「ハリモトらはとてもいい選手で、私が今日対戦したチウ・ダンもそう。しかし中国にも優れた選手たちがいる」と張本の名を挙げた。
張本は今大会、中国が全8試合で試合を落とした唯一の選手。しかも世界ランク1位の樊振東、同11位の王楚欽が立て続けに敗れ、2敗を喫した。王国の危機感を募らせるのに、これ以上ない刺激になったことは確かだ。
(THE ANSWER編集部)