大谷翔平は「休みを欲しがらない」 恩師マドン氏が証言「一緒に働くのが最も簡単だ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手を前監督のジョー・マドン氏が改めて称賛した。投手として15勝、打者として34本塁打を放ち、歴史的な二刀流シーズンを終えた背番号17。今季途中までエンゼルスを率いたマドン氏は、米ポッドキャスト番組に出演し「一緒に働くのが最も簡単な男だった」と告白。「彼は休養を欲しがらないんだ」と大谷の献身性について語っている。
米ポッドキャストで大谷との関係を回顧
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手を前監督のジョー・マドン氏が改めて称賛した。投手として15勝、打者として34本塁打を放ち、歴史的な二刀流シーズンを終えた背番号17。今季途中までエンゼルスを率いたマドン氏は、米ポッドキャスト番組に出演し「一緒に働くのが最も簡単な男だった」と告白。「彼は休養を欲しがらないんだ」と大谷の献身性について語っている。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏がホストを務めるポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」に出演したマドン氏。二刀流で出場する大谷のマネジメントの難しさについて質問されると、「彼は一緒に働くのが最も簡単な男の一人だったよ」と証言。2021年シーズン前には、怪我の心配などで周囲から起用法に疑問符がつけられていたと明かし、当時を振り返った。
「2021年の春季キャンプで、彼(大谷)と私とペリー(・ミナシアンGM)で会議をし、『君(大谷)にルールはない。唯一のポリシーは毎日、私と君が話し合うこと』と伝えたんだ。それから試合前日に、翌日何をしたいのか話し合った。彼が試合に出られると思うなら出場させた」
日常的に大谷の体調を把握し、密に意思疎通を図っていたというマドン氏。「彼が唯一伝えてきた心配事は下半身だった。下半身が疲れてきたときは心配だと言っていた。だから、その時は休ませるから伝えてくれと言ったんだ。彼の下半身がどう感じるか私にはわからないからね」と明かし、「登板日に打ちたくなければ教えてくれ、登板日前日に出場したくなければ言ってくれと伝えた」とも証言。休養を含め、本人の意向を最大限に尊重してきたという。
しかし、大谷自身は試合に出るだけでなく、全力プレーを熱望した様子。マドン氏は「でも、準備の仕方がハマってきた時点で、彼は休養を欲しがらなくなったんだ。出場した試合では走りたがったし、盗塁もしたがった」と当時を回顧。「彼は唯一無二の存在。本当に仕事がしやすかったよ」と改めて賛辞を送っていた。
(THE ANSWER編集部)