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大谷翔平MVP争いの不利な背景を米紙指摘 「オオタニ賞」設立も提言「野球界の発展を」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は34本塁打、投げては15勝と今季も二刀流の躍動。61本塁打のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とともにア・リーグMVP候補に名を連ねている。白熱するMVP論争に米紙が注目。将来的な「ショウヘイ・オオタニ賞」の設立までも求めている。

34本塁打、投げては15勝と今季も二刀流の躍動を続ける大谷翔平【写真:ロイター】
34本塁打、投げては15勝と今季も二刀流の躍動を続ける大谷翔平【写真:ロイター】

米紙が白熱するア・リーグMVP論争に着目

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は34本塁打、投げては15勝と今季も二刀流の躍動。61本塁打のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とともにア・リーグMVP候補に名を連ねている。白熱するMVP論争に米紙が注目。将来的な「ショウヘイ・オオタニ賞」の設立までも求めている。

 昨季は満票でア・リーグMVPを獲得した大谷。今季も低迷するチームの中で輝きを放っているが、MVPはジャッジとの一騎打ちの様相を呈している。ジャッジはア・リーグ記録の61本塁打を記録し、三冠王も射程圏内。さらにチームを地区優勝に導くなど、MVP論争は意見が割れている状況だ。

 この状況に注目したのが、米カリフォルニア州地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」。「MVPはオオタニかジャッジか? 選んでみよう」との見出しで、白熱するMVPレースを論じた。

 大谷の優れたスタッツを紹介しながら「それでもMVP確定ではない」とし、「これはアーロン・ジャッジがいかにとんでもない成績を残しているか、どれほどMVP論争が盛り上がっているかを示している」と伝えている。

 大谷の投球成績にも着目。「打撃は昨年より少し後退したが、マウンド上では大進歩。15勝を挙げ、防御率は3.18から2.35に。さらに奪三振率11.9はリーグトップなど、これはサイ・ヤング賞レベルの成績だ」。投手最高峰の栄誉に相応しい活躍だと紹介している。

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