世界卓球が中国で開幕

　世界卓球団体戦（テレビ東京系＆BSテレ東で連日放送）が30日、中国・成都で開幕し、女子グループリーグ初戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で白星発進した。開幕前から中国メディアは日本チームを警戒。エース伊藤美誠については「彼女は大変愛すべきスター選手」とも伝えている。

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　中国メディア「SOHU新聞」は、日本戦前に「人気はトップクラス？　伊藤美誠が成都に到着」などと見出しを打った記事を掲載。伊藤、早田ひならを擁する日本女子チームについて「中国最大の対戦相手が日本であることは疑いようもない。とりわけ日本の女子卓球チームは非常にすばらしい選手を擁しており、中国チームにとって一定の脅威となる可能性がある」と評している。

　記事では伊藤美誠について「これまでの国際試合では大変すばらしい活躍を見せ、しばしばすぐれた成績をあげてきた。日本も伊藤を非常に重視しており、東京五輪では水谷隼との混合ダブルスを結成させ、日本チームに金メダルをもたらした」と紹介した。

　さらに、伊藤が中国の卓球ファンからも高い人気を得ていることにも「確かに、彼女がどの中国選手と対戦することになっても、その情報はネットの検索ランキング上位になる。それもまた人気の高さの一つの表れではあるだろう」「個人としては、彼女はやはり大変愛すべきスター選手だし、多くの中国ファンからも好かれている」と伝えている。

　今月21日に22歳となる伊藤。同メディアはまだ若い点も中国にとっては脅威と感じているようで「当然のことだが、中国チームも決して安心してはいけない。他国の選手も常に向上を続けているのだから」と記していた。