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エンゼルスを離れた3選手の今 元守護神は防御率0.42と復活…“雷神”は中継ぎ登板も

米大リーグ・エンゼルスは今季67勝86敗と、現在借金19。開幕直後は好調だったものの、6月に14連敗を喫するなど失速。ジョー・マドン監督も途中解任となった。8月2日(日本時間3日)までのトレード期限で、エンゼルスからは主力3選手が他球団へ移籍。約2か月が経とうとしているが、それぞれの成績を確認したい。

エンゼルスで守護神を担ったライセル・イグレシアスは移籍後、防御率が劇的に良化【写真:Getty Images】
エンゼルスで守護神を担ったライセル・イグレシアスは移籍後、防御率が劇的に良化【写真:Getty Images】

8月のトレード期限間近で3選手がエンゼルスを離れる

 米大リーグ・エンゼルスは今季67勝86敗と、現在借金19。開幕直後は好調だったものの、6月に14連敗を喫するなど失速。ジョー・マドン監督も途中解任となった。8月2日(日本時間3日)までのトレード期限で、エンゼルスからは主力3選手が他球団へ移籍。約2か月が経とうとしているが、それぞれの成績を確認したい。

 今季は8月のトレード期限間近で、24歳の有望株ブランドン・マーシュ外野手、新加入して先発として期待されたノア・シンダーガード投手をともにフィリーズへ放出。また守護神を務めていたライセル・イグレシアス投手もブレーブスに移籍した。

 移籍後、輝きを取り戻しているのが32歳のイグレシアスだ。エンゼルスでは39試合で防御率4.04と安定感を欠き、6敗を喫したが、ブレーブス移籍後はセットアッパーに。23試合で防御率は驚異の0.42、WHIPも0.89とナ・リーグ東地区首位を争うチームに大きく貢献している。

 またマーシュも打撃は上向きになったと言える。エンゼルスでも随所で活躍を見せていたものの93試合で打率.226。フィリーズ移籍後は故障で離脱した時期もあったが、32試合で打率.297。移籍前はOPS.637だったが、現チームでは.763をマーク。打撃フォームがエンゼルス時代よりスタンスを広げ、重心を落とした構えになったことも現地メディアに指摘されていた。

「ソー(雷神)」ことシンダーガードも移籍当初は活躍した。クイックモーションに難があり、エンゼルスでは簡単に盗塁を許すシーンも。それが移籍後4試合で3勝、この全ての試合でチームが勝利するなど貢献した。ただ、その後は4先発で22回を投げて16失点。今月21日(同22日)のブルージェイズ戦には中継ぎ登板している。フィリーズでは9試合で4勝2敗、防御率4.59となっている。

 エンゼルスはこれらのトレードで、プロスペクト捕手のローガン・オホッピー、2016年のドラフト全体1位ミッキー・モニアック外野手などを獲得。24歳のモニアックは18試合に出場している。

(THE ANSWER編集部)


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