角田裕毅、来季アルファタウリ残留 トスト代表も評価「彼にはF1のシートが相応しい」
自動車レースのF1、スクーデリア・アルファタウリは、角田裕毅が2023シーズンもチームに残留することを発表した。
2023シーズンの残留を発表
自動車レースのF1、スクーデリア・アルファタウリは、角田裕毅が2023シーズンもチームに残留することを発表した。
すでにF1出走38戦を記録している日本人ドライバーの角田。下位カテゴリーから瞬く間にF1へ到達し、F1デビューシーズン最終戦で4位に入るなど才能を随所で証明してきた。アルファタウリのファクトリーが置かれているイタリア・ファエンツァに生活拠点を移してからは日々サーキット内外でハードワークを重ねており、現在はチームに完全に溶け込んでいるという。
■角田コメント
「最初に、F1でドライブを続けるチャンスを与えてくれたレッドブル、ホンダ、スクーデリア・アルファタウリに深く感謝します。ファクトリーの近くで暮らすために昨年イタリアへ移住したあとはチームの一員になれた実感が得られているので、2023シーズンも彼らと一緒にレースできることを嬉しく思います。もちろん、2022シーズンはまだ終わっていませんし、中団争いで努力を重ねているところですので、今は上位でシーズンを終えることに集中しています。その次に来シーズンへ目を向けていきます」
■チーム代表、フランツ・トスト氏コメント
「裕毅がチームに加入した2021シーズンから私たちが見てきた通り、彼は非常に才能豊かなドライバーで、2022シーズンはさらなる成長を遂げています。最近の裕毅のペースはその証左で、彼にはF1のシートが相応しいことを示していますし、残り6戦で強力なリザルトを残してくれることを期待しています。以前から話していることですが、ドライバーがF1に完全に慣れるまでは最低でも3シーズンは必要ですので、残留決定で裕毅が真のポテンシャルを示す時間を得られたことを嬉しく思います。さらに言えば、今回の残留決定は、才能ある若手ドライバーをジュニアカテゴリーから育成しているヘルムート・マルコ博士と彼のドライバープログラムの正しさの証明でもあります。最後に、裕毅と並んで私からも継続的なサポートと彼にもう1シーズン残れるチャンスを与えてくれたレッドブルとホンダに感謝の意を表します」
(THE ANSWER編集部)