リモコンボールを使った迷惑行為に名手マキロイが怒り

　米男子ゴルフでファンによる前代未聞の妨害行為がネット上で拡散される事態になっている。一人の男性がリモコン操作できるボールをグリーンに投げ込み、選手の足元に転がした。怒った選手はボールを池に投げ込む事態に。直後から話題になっていた場面を複数の米メディアが報道。当該場面の動画は再生150万を超え、「選手を怒らせるな」などの指摘が寄せられている。

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　発端となったのは、20日（日本時間21日）に行われたBMW選手権第3日、15番パー3。グリーンにやってきたロリー・マキロイ（英国）の前に自身が打ったものではないボールがあった。それは不規則に動き、カップ付近をうろちょろ。グリーン脇にいた一人の男性がリモコンでコントロールしていたものとみられる。

　米メディアが伝えた同組のスコット・ストーリングス（米国）の証言によると、男性は「これは俺の夢だ、俺の夢なんだ」と意味不明な言葉を発していたという。しかし、マキロイはこの行為に怒り、パットでボールを止めると拾い上げ、グリーン脇の池に投げ込んだ。男性は驚いた表情だったが、ギャラリーからは大歓声。男性はこの後、警察官によってつまみ出されたという。

　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」ツイッターは「一人のファンがロリー・マキロイにリモコン操作されたゴルフボールを見せようとした。ロリーはこれを面白いとは思わず、池の中にボールを投げ込んだ」と一部始終の動画を紹介していたが、大きな反響となっている。

　当該動画はその後、再生回数150万回を突破。「10点中11点のリアクション」「最高のスロー」「ロリーは最高だ」「これは面白い」「大爆笑」「どんなスポーツでの出来事よりも素晴らしい」「生で見ていたら盛り上がるだろうな」「ロリーを怒らせるな」と面白がるコメントが増えていた。しかし、真剣勝負のプロにとっては許されない行為。男性ファンは深く反省すべきだろう。