BMW選手権で男性ファンの行動にマキロイが怒り

　米男子ゴルフでファンによる前代未聞の妨害行為が生まれ、波紋を呼んでいる。一人の男性がリモコン操作できるボールをグリーンに投げ込み、選手の足元に転がした。怒った選手はボールを池に投げ込む事態に。米メディアが実際の場面とともに報じている。

　まさかの事態は20日（日本時間21日）に行われたBMW選手権第3日に起きた。15番パー3、グリーンにやってきたロリー・マキロイ（英国）の前に自身が打ったものではないボールがあった。それは不規則に動き、カップ付近をうろちょろ。グリーン脇にいた一人の男性がリモコンでコントロールしていたものとみられる。真剣勝負の競技を邪魔されたマキロイはこれに怒り、パターで止めたボールを拾い上げるとグリーン脇の池に投げ込んでみせた。

　これにギャラリーは大歓声。米専門サイト「ゴルフウィーク.com」によると、同組だったスコット・ストーリングス（米国）のコメントを紹介。「彼は『これは俺の夢だ、俺の夢なんだ』とロリーに叫び続けていた。彼がどんなことを夢見ていたのかは知らないが、ボールが消えていたんだ」と意味不明な発言をしていたという。記事ではことの顛末と伝えた上で、迷惑行為を行った男性ファンは「警察につまみ出された」という。

　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」ツイッターは実際の動画を投稿。「一人のファンがロリー・マキロイにリモコン操作されたゴルフボールを見せようとした。ロリーはこれを面白いとは思わず、池の中にボールを投げ込んだ」と伝えた。この投稿にファンからは「酷いな」「ロリーいいぞ！」という声のほか、「ボールを池に投げ込む必要はあったのか」との声も上がっていた。