17歳馬場咲希がゴルフ全米女子アマ32強進出 最終18番で決着、メンタルの強さ発揮
女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権第3日が10日(日本時間11日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6526ヤード、パー73)で行われた。ストロークプレーで実施された予選ラウンド(R)の上位64人が、マッチプレー方式の決勝ラウンド1回戦で対決。身長175.3センチで17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、ジェニファー・クリアリー(米国)に1アップで勝利した。
全米女子アマチュア選手権第3日 マッチプレー方式の決勝ラウンド1回戦
女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権第3日が10日(日本時間11日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6526ヤード、パー73)で行われた。ストロークプレーで実施された予選ラウンド(R)の上位64人が、マッチプレー方式の決勝ラウンド1回戦で対決。身長175.3センチで17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、ジェニファー・クリアリー(米国)に1アップで勝利した。
ドライバー平均飛距離が約270ヤードの馬場は、1番パー5でバーディーを奪って1アップとした。しかし、その後は、ホールを奪い奪われの展開で10番パー4を終えてクリアリーの1アップ。11番パー4では、馬場がパー、クリアリーがボギーで試合は振り出しに戻った。
続く12番パー4から16番パー4までは同スコアだったが、17番パー3でボギーを打ったクリアリーに対し、馬場がパーで一歩リード。18番パー5は先にクリアリーに2メートルのバーディーパットを決められたが、馬場も1.5メートルのパットを入れ返してバーディー。この一打で激戦にピリオドを打った。前日まで「ショットはいいのに、2メートル以内のパットが外れる」と嘆いていたが、勝負どころで力を発揮。メンタルの強さも見せつけた。
馬場は6月の全米女子オープンで日本人アマ8年ぶりの予選通過を果たし、7月は全米女子ジュニア選手権に出場した。結果はマッチプレー2回戦敗退だったが、ストロークプレーの予選Rは首位通過でメダリストに。その後、一時帰国して同月下旬の関東ジュニア選手権(女子15~17歳の部)で優勝した。
今月4日には再渡米し、「全米アマは大学生も加わるので、よりレベルが高くなると思います。それでも優勝すれば、来年の全米女子オープンと全英女子オープンの出場資格を得られると聞いたので、そこを狙っていきたいと思います」と意気込んでいた。
今大会は馬場ら日本人4人を含めた156人が出場。伊藤二花(麗澤高2年)はジアンナ・クレメント(米国)に3アンド2で勝利。昨年のオーガスタ女子アマチュアを制した梶谷翼(たけべの森GC)はナディエ・アダムス(米国)に対し、3アンド2で敗戦。長谷川せら(グリーンヒル関GC)は、サラ・アイム(米国)に6アンド5で敗れた。
1回戦を突破で32強入りした馬場と伊藤は11日に行われる2回戦に進出。勝利すれば、同日開催の3回戦に進む。
(THE ANSWER編集部)