海外自転車レースで大クラッシュ “生き残り3人”の珍事が話題「転倒の衝撃大きい」
欧州の自転車レースで珍事が発生した。3日にスペインで行われた自転車レース「ブエルタ・ア・ブルゴス」で先頭集団の選手が転倒し、後続の多くが巻き込まれる多重落車事故が発生。大会公式が大クラッシュの動画を公開し、「スピードも非常に速く、転倒の衝撃も大きい」「ホラー」と大きな反響を呼んでいる。
スプリント勝負に備えて先頭集団を引っ張っていたところ…
欧州の自転車レースで珍事が発生した。3日にスペインで行われた自転車レース「ブエルタ・ア・ブルゴス」で先頭集団の選手が転倒し、後続の多くが巻き込まれる多重落車事故が発生。大会公式が大クラッシュの動画を公開し、「スピードも非常に速く、転倒の衝撃も大きい」「ホラー」と大きな反響を呼んでいる。
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大会第2ステージの終盤、ゴールまで残り500メートルの地点で発生したアクシデント。最後のスプリント勝負に備えて、黄色のジャージーの「ユンボ・ヴィスマ」の4人が中団から揃って抜け出して先頭集団を引っ張った。縦一列で走っていたが、3番手につけていたデービッド・デッケル(オランダ)が道路上のスピードバンプに乗り上げ、転倒した。
4番手走行のチームメイトこそギリギリでよけたが、後続の選手たちはこれに巻きこまれて次々と転倒する大クラッシュ。道路脇に設置された鉄柵をなぎ倒して吹き飛ばされる選手の姿も見られた。転倒事故を尻目に、落車の難を逃れたユンボ・ヴィスマの3人は後続の追い上げにあうことなく、1着のティモ・ローセン(オランダ)を先頭に悠々とゴールした。
3人だけが“生き残った”動画を大会公式ツイッターが公開。ファンからは「なんというホラー・クラッシュ。なんでUCI(国際自転車競技連合)のルールに従わないの? 最終1000メートルはスピードバンプなしでしょ!」といったコメントも寄せられている。
オーストリア大衆紙「クローネン・ツァイトゥング」は「ゴール目前 ブエルタ・ア・アルゴスで激しい大集団転倒!」との見出しで報道。「差し当たり、重傷者が出たという情報はないが、ゴール前でスピードも非常に速く、その分だけ転倒の衝撃も大きかった」とリポートした。
また、1着のローセンのコメントも紹介。「突然、スピードバンプがあったんだ。そこに行くまで気づかなかった。最高の形とは言えない勝利だった」と語っている。大会はスペイン北部のブルゴス県で毎年8月上旬に開催。全6ステージで行われ、9月に控えるスペイン最大の自転車レース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の前哨戦となっている。
(THE ANSWER編集部)