ヒューストンの地元ラジオパーソナリティー「トレードで獲得すべきだ」

　去就が注目されている米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手について、同地区で首位を独走するアストロズの地元ヒューストンにあるラジオ局の人気パーソナリティーが、アストロズの先発ローテの一角を犠牲にしてでも大谷を獲得すべきと主張している。

　8月2日にトレード期限が迫っており、移籍市場が注目されている現状、米ラジオ局「ESPN97.5ヒューストン」の人気番組「ホイール・ハウス」では、パーソナリティーのコディ・ストッツ氏が「ヒューストン・アストロズはショウヘイ・オオタニをトレードで獲得すべきだ」と力説した。

　共演者が「無理だろ」と反応する中、ストッツ氏は「エンゼルスに電話をして、獲得に誰を犠牲にすべきか聞いて、そこから解決法を導き出すべきだ」と力説。充実の先発陣を誇るアストロズだが、「相当優秀な先発投手がショウヘイ・オオタニに変貌するのなら、そうすべきだ！」とローテーションの一角を投壊中のエンゼルスに差し出すことも厭わず。

　その理由としては、さらなる強力打線を夢見ているようだ。「アストロズのラインナップにオオタニが加わるとすれば、（DHの）ヨルダン（・アルバレス）は外野の守備をしなければいけないが、守備なんて関係ない。どんな相手でも打ち勝てる。オオタニを獲りに行くんだ。正当な価格なら獲得できる」とストッツ氏はヒートアップした。

「MVP最有力候補のオオタニと3位のアルバレスが同じラインナップいるということは、半分オールスターということじゃないか！」と興奮。プロスペクトに加え、先発投手の名前もトレード要員に挙げながら、二刀流の獲得を切望した。それほど、アストロズ贔屓の地元メディアの一員からしても同地区の球団にいる大谷の評価は極めて高いようだ。