大谷は球宴に2年連続の出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、ドジャースタジアムで行われたオールスターゲームに「1番・DH」で2年連続の出場。初回にクレイトン・カーショー投手（ドジャース）からMLB球宴の初安打となる中前打を放つも、直後に一塁で牽制死となった。大谷を刺したカーショーは「特に狙ったわけではない」などと振り返っている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　初回先頭で打席に入った大谷は、プレーボールからわずか5秒の初球、バットを折りながらも中前打を放った。しかし2番ジャッジの打席で、一塁への牽制に逆を突かれて走塁死。ベースに頭から戻ったが及ばず、苦笑いでベンチへ下がった。第2打席は四球だった。

　米放送局「NBC」のレポーター、マイケル・J・ドゥアルテ氏は、自身のツイッターに「カーショーはなぜショウヘイ・オオタニを牽制アウトにできたか話した」と記し、登板後のカーショーが取材を受ける映像を公開した。

　カーショーによると、牽制は「間合いを嫌って、数秒仕切り直したかった。特に狙ったわけではない」とアウトを狙ったものではなかったという。「たまたま上手くいった。よくやることだけはあるけど」と笑っていた。

　大谷に安打を許したものの、無失点でマウンドを降りたカーショー。「球宴で先発することは特別なことだ。特にここはドジャースタジアム。とても意味のあるもの。とにかくこの場所は自分にとって特別なんだ」と先発登板を振り返っていた。