日本ハムの23年新球場にガーデン造設へ 景観向上のサポーターを特設サイトから募集
来年開業する北海道・北広島市の新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO (エスコン フィールド HOKKAIDO)」を運営する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは27日、北海道ボールパークFビレッジ内に、四季折々で北海道らしいランドスケープを楽しめるガーデンを造ることを発表した。
北海道らしい豊かな自然を五感を通じて感じられる場を目指す
来年開業する北海道・北広島市の新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO (エスコン フィールド HOKKAIDO)」を運営する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは27日、北海道ボールパークFビレッジ内に、四季折々で北海道らしいランドスケープを楽しめるガーデンを造ることを発表した。同球場は来年からプロ野球・北海道日本ハムの本拠地球場となる。
ガーデン全体のコンセプトは「北海道の新たな交流が生まれるガーデン」。Fビレッジのランドスケープは、高野ランドスケーププランニング株式会社が監修し、ガーデンと植栽のデザインは、約100年を誇る世界最高峰のガーデンショー「チェルシー・フラワーショー2019」ゴールドメダリストの柏倉一統氏と佐藤未季氏が担う。また、柏倉氏、佐藤氏を中心に近隣地域の人々も参画。造園や植物のメンテナンスを行い、北海道らしい豊かな自然を、五感を通じて感じられる場を目指す。
Fビレッジの南側に3つのガーデンを設ける予定で、誰でも自由に散策可能。3か所の総面積は約1952平方メートル。植物の種類は全195種、約2万4800株/球を予定。今後は近隣市町村と連携し、ガーデン造りに参加してもらえる人々の募集、説明会の実施を計画している。Fビレッジを訪れるあらゆる性別や年代、多様な価値観や興味を持つ方々がクロスオーバーする交流の場となり、コミュニティを育む空間を地域の人々とともに造る。
Fビレッジ内ガーデンの景観を向上する活動に参加するガーデンサポーターを募集。特設サイト(北海道ボールパーク公式ホームページ→NEWS→“新たな交流の場”となるガーデン造園とガーデンサポーター募集のお知らせ【ガーデンサポーター募集】)に記載の応募フォームから連絡先など必要事項の登録が必要となる。
ガーデンサポーター説明会は7月12日(火)の18:30~、7月16日(土)の10:30~を予定(場所:北広島市芸術文化ホール 活動室1・2)。事前申し込みは不要。説明会に参加しなくても、ガーデンサポーターに応募することは可能。
◆高野ランドスケーププランニング株式会社 代表取締役・村田周一氏コメント
「北海道を拠点にランドスケープデザインをおこなう私たちは、初めてFビレッジ計画の内容と現地を見た時に、その唯一無二のロケーション、雄大なスケールに感動しました。この魅力を最大限に生かし、動植物が生き生きとする水辺や草原、森といった多様な環境と魅力的な施設とが一体となり、人々の「野性、知性、感性」を育むランドスケープを創造して参ります。是非多くの方々と共に育てていき、愛されるランドスケープを目指していきたいと思います」
◆株式会社キノ花園計画 代表取締役・柏倉一統氏、未季庭園設計事務所 ガーデンデザイナー・佐藤未季氏コメント
「私達のデザインの根幹に『ヘルス&ハピネス』があります。ランドスケープにおいても、ガーデンにとっても、人々やコミュニティの存在がとても大切です。関わる人、プレーする選手、ファンはもちろんのこと。この地域に暮らす人、近隣に通う学生、また、小鳥などの動物にも、とても心地よくすごしやすいガーデンになるようにデザインを行いました。オープンが完成ではなく、これから人々に愛されて、醸成していく場になってほしいと
願います」
◆株式会社ファーターズ スポーツ&エンターテイメント 事業統轄本部 地域連携・アカデミー部 部長・柳下堅志氏コメント
「北海道ボールパークFビレッジは、様々な方と手を取り合ってエリアの価値を高めていく『共同創造空間』を目指しております。ガーデンの景観を高めるためのボランティア活動や草花を活かしたイベントも企画しており、幅広い年代の多くの方に関わっていただけるよう準備を進めて参ります。北海道を代表するデザイナーの方々に作り上げていただいたこのガーデンを地域の方々と連携して育んでいき、Fビレッジを訪れる全ての方を心地よい空間でお迎えしたいと思います」
(THE ANSWER編集部)