大谷翔平出場試合で大暴れ、ウィンカーが少女ファンに贈ったものとは

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が26日（日本時間27日）、出場した本拠地マリナーズ戦で大乱闘が勃発し、その後日談が話題を集めている。マリナーズの退場選手が少女ファンに謝罪。米識者が喜ぶ少女の画像を公開すると、米ファンから「とってもほのぼのするわ！」と反響が集まった。

　大激怒の後に想いを伝えた。エンゼルスの帽子をかぶった少女。サイン入りのボールを手に満面の笑みを浮かべている。マリナーズのジェシー・ウィンカーから贈られたもののようだ。この日は2回に両軍総出の大乱闘が勃発。死球を受けたウィンカーが、エンゼルスベンチに向かって怒りを露わにしたことが引き金になっていた。

　画像を公開したのは、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏。ツイッターに画像付きで「ウィンカーは、彼の大ファンが試合を見に来ていることを知った。彼はボールにサインをして彼女の席へ贈った！」と紹介した。ボールには「アビゲイル、退場してごめんね！　また試合で会えるのを願っているよ」と“謝罪文”が記されているという。

　一人の少女を笑顔にしたプレゼント。投稿には、米ファンから「とってもほのぼのするわ！」「彼女がずっとそのボールを大切にするといいわね」「素晴らしいわ！」「ジェシー・ウィンカーが本当に好きだ」「サインボールは最高だね」と称賛の声が寄せられていた。

　ウィンカーは乱闘時に観客へ両手の中指を立てるポーズを取った。しかし、MLB公式サイトによると、試合後に「唯一謝罪することはファンに中指を立てたこと。一生懸命働いて得た金を払って我々のプレーする試合を見に来ている。彼らは（中指を立てられるには）値しない。だからファンに謝るよ」とコメントしたという。

　マリナーズは1-2で敗戦。相手を制止するなど乱闘に参戦した大谷は、「3番・DH」で2打数無安打2四球だった。