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大谷翔平、響いた復活の轟音 “生まれる前から現役”の45歳から164キロ超速打

米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」でスタメン出場。メジャー最年長45歳のバートロ・コロンから弾丸ライナーで二塁打を放った。実に14打席ぶりの安打。“生まれる前から現役”の大ベテランを攻略し、時速164キロの“超速打”で復活の音色を鳴らした。

大谷翔平(左)はコロンから二塁打を放った【写真:Getty Images】
大谷翔平(左)はコロンから二塁打を放った【写真:Getty Images】

14打席ぶりの安打は現役最年長コロンから弾丸ライナーの右中間二塁打

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」でスタメン出場。メジャー最年長45歳のバートロ・コロンから弾丸ライナーで二塁打を放った。実に14打席ぶりの安打。“生まれる前から現役”の大ベテランを攻略し、時速164キロの“超速打”で復活の音色を鳴らした。

 大谷のバットに“らしさ”が戻ってきた。初回、2点を先制して迎えた2死無走者の場面。2ボールからの3球目、86マイル(約136キロ)の手元で動くツーシームを、巧みなバットコントロールでジャストミート。まさにミサイルのようなライナーはあっという間に右中間を真っ二つ。ワンバウンドでフェンスに到達し、大谷はスタンディングで二塁を踏んだ。

 実に14打席ぶりに飛び出した安打。大谷の代名詞となりつつある低く、鋭い打球に客席のエンゼルスファンも立ち上がって大歓声を送っていた。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」専門記者、デビッド・アドラー氏のツイートによれば、時速101.7マイル(163.7キロ)の超速打。「バキンッ!」という轟音が、復活の音色になった。

 “22歳差対決”でも魅せた。大谷が対峙した先発コロンは45歳。イチローを上回るメジャー最年長投手だ。インディアンスと契約した93年は大谷が生まれる前年のこと。97年にメジャーデビューし、四半世紀に渡って現役生活を生き抜き、今季も7回までパーフェクトの快投を演じるなど、健在の大ベテラン。しかし、23歳の新人二刀流スターがのみ込んだ。

 この日は3打数1安打としたが、最終回にラフプレーを巡って両軍選手がベンチから飛び出し、“乱闘”を初体験した大谷。あらゆる経験を糧にしながら、若き俊英はさらに成長していく。

(THE ANSWER編集部)

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