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存在感増す松山に米メディアも注目「地球上で最も“ホット”なゴルファー」

男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)にとって2016年は躍進の年となった。中国・上海で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」でアジア勢初の世界選手権制覇を達成するなど、現在、世界ランキング6位につける24歳は着実に世界の上位へと近づきつつある。

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メジャー制覇に期待がかかる24歳

 男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)にとって2016年は躍進の年となった。中国・上海で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」でアジア勢初の世界選手権制覇を達成するなど、現在、世界ランキング6位につける24歳は着実に世界の上位へと近づきつつある。そんな日本人ゴルファーの存在感は欧米でも増しており、米テレビ局「CBSスポーツ」電子版ではゴルフ界のビッグネームと並んで「世界有数のゴルファーたちがホリデーシーズンに望むもの」と題して、2017年の展望とともに特集している。

 今回の記事ではタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイといった世界的ゴルファーの「課題」を“お金で買えないプレゼント”という表現でレポート。アイアンやパット技術、コンディショニング面などを挙げている。

 松山について挙げているのは「特別なカレンダー」。記事では「2017年に向けて、地球上で最も“ホット”なゴルファーであることは間違いない」と評し、現在の好調ぶりを受けて日本人初の四大メジャー制覇に期待を寄せている。一方、その偉業を成し遂げるために乗り越えるべき壁について、“アメリカンジョーク”を交えながらレポートしており、「マツヤマはいつも10月、11月、12月を過ごしていると思った方がいいだろう。彼はこの期間で出場5大会中4勝を挙げた。メジャー獲得を目指すためには少々、時期的に異なっている。たぶん、誰かが彼に対して、4月のオーガスタが“11月に行なわれるのだ”と思いこませるのではないだろうか」と伝えている。

 松山は10月以降、国内外の5試合で日本オープン選手権、HSBCチャンピオンズなど4勝をマーク。11月の三井住友VISA太平洋マスターズでは大会新の通算23アンダーで優勝を果たした。米メディアはその強さを高く評価する一方、マスターズや全米オープン、全英オープンなどが行われる春から夏にかけて、強さを発揮できるかが鍵としている。

 2017年、松山は万全の調整によって日本人初の偉業を成し遂げられるだろうか。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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