鈴木誠也の移籍先候補ジャイアンツ 獲得メリットに「宿敵ド軍の存在」と地元局は指摘
米大リーグは10日(日本時間11日)、メジャーリーグ機構と選手会の間で新労使協定の締結で合意したことが発表された。これによりMLB挑戦を目指す鈴木誠也外野手の交渉も再開。移籍先候補の1つであるジャイアンツの地元メディアは「右翼にフィットする」と獲得をプッシュ。しかし、鈴木を獲得したいもう1つの理由があるようだ。
ジャイアンツ、ドジャース、マリナーズ、カブス、Rソックスの5球団が候補に
米大リーグは10日(日本時間11日)、メジャーリーグ機構と選手会の間で新労使協定の締結で合意したことが発表された。これによりMLB挑戦を目指す鈴木誠也外野手の交渉も再開。移籍先候補の1つであるジャイアンツの地元メディアは「右翼にフィットする」と獲得をプッシュ。しかし、鈴木を獲得したいもう1つの理由があるようだ。
「ジャイアンツとドジャースによるスズキ争奪戦」と題して特集したのは米サンフランシスコ地元放送局「NBCベイエリア」。鈴木の移籍先有力候補としてジャイアンツ、ドジャース、マリナーズ、カブス、レッドソックスの5球団が挙げられていることを紹介した。
そのうえで、地元球団のジャイアンツに対して、「スズキは右翼にフィットする」と獲得をプッシュ。昨季25本塁打のマイク・ヤストレムスキーを中堅に回し、鈴木の加入により、ヤストレムスキーが苦手な左投手登板時には他の選手を起用できる“選択肢”が与えられると説明した。
しかし、昨季107勝の強豪ジャイアンツが鈴木を獲得すべき理由はもう1つあるようだ。それはドジャースの存在。同地区であり、同106勝のライバルとは昨季も最後まで地区優勝を争った。「NBCベイエリア」はこう記している。
「スズキのような才能をジャイアンツの外野に加えることはエキサイティングなことである。そして、ライバルのドジャースとの争奪戦を制することも意味し、より心地の良いことになるのだ」
8年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す西の名門。しかし、地元メディアにとって、日本人野手の争奪戦に意欲を燃やす背景にはライバルチームとの直接的な戦力争いという理由もあるようだ。
(THE ANSWER編集部)