待望1号放ったアルトゥーベも「サイレントトリートメント」の洗礼浴びる

　米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手も味わい、大きな話題となった「サイレントトリートメント」。今回この洗礼を浴びたのは昨季の世界一軍団、アストロズのMVP男、ホセ・アルトゥーベ内野手だった。MLB公式インスタグラムが公開すると、「彼は最高」「最高に面白い」など爆笑を呼んでいる。

　25日（日本時間26日）に本拠地エンゼルス戦だ。アストロズが3点のリードで迎えた6回無死、この日3度目の打席に立つと、4球目の甘く浮いたスライダーを完璧に仕留めた。

　打球は左翼スタンドへ一直線。今季の26試合目にして待望の一発だった。168センチの“小さな大打者”は悠々とダイヤモンドを一周。そして誇らしげにダッグアウトに戻った。しかし様子がおかしい。

　チームメートはみな無関心。まるでアルトゥーベの存在など眼中にないようだ。そんな異様な空気の中、アルトゥーベは小さな体を精一杯伸ばすように両手を掲げて謎のダンス。たった一人で喜びを爆発させたのだ。なんともシュールな光景だったが、観念したチームメートが一斉に祝福した。