マレー、目標は「1位維持」 錦織らの“突き上げ”も理解「成長を続けている」
今大会では錦織、ラオニッチと死闘「若い選手たちは成長を続けている」
今季は78勝9敗という見事な成績を残した29歳は、ナンバー1の座を維持する難しさを痛感する一方、キャリアのピークが近づいていることも理解しているようだ。
「今後の2、3年間で出来るだけ多くを達成したい。なぜなら、永遠にプレーはできない。30代半ばでここまで多くの試合をこのレベルで続けることはできないだろう。若い選手たちは成長を続けている」
今大会では第2戦で錦織圭(日清食品)に、準決勝ではミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に第1セットを先取され、死闘の末に逆転勝ちを収めた。錦織は26歳で、ラオニッチは25歳。下の世代の“突き上げ”も感じている。
それでも、ジョコビッチ時代に一区切りをつけたマレーは2017年シーズン、王座維持という戦いに挑むことになる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer