錦織は完敗も、ジョコビッチが奮闘称える 「素晴らしい今季におめでとう」
世界ランク5位の錦織圭(日清食品)は19日、ATPワールドツアー・ファイナル準決勝で同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6、1-6でストレート負けを喫した。ジョコビッチが試合後、疲労困憊の錦織に気遣いを見せたことを英衛星放送スカイ・スポーツが報じている。
ジョコビッチが試合後に見せた気遣い、「ケイは間違いなく少し疲れていた」
世界ランク5位の錦織圭(日清食品)は19日、ATPワールドツアー・ファイナル準決勝で同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6、1-6でストレート負けを喫した。ジョコビッチが試合後、疲労困憊の錦織に気遣いを見せたことを英衛星放送スカイ・スポーツが報じている。
錦織は今大会初戦の同3位スタン・ワウリンカ(スイス)戦で1時間7分という圧倒的なストレート勝ちを収めたが、第2戦の同1位アンディー・マレー(英国)戦、第3戦の同7位マリン・チリッチ(クロアチア)戦でフルセットの戦いを演じたため、疲労を隠しきれなかった。
ジョコビッチは試合後のコートインタビューで「試合前からの戦術的プランを遂行することができた。どうなるかわからなかったけれど、試合でもいい立ち上がりだった。自信を増しているトッププレイヤーとの対戦ではすごく役立った。ケイは間違いなく少し疲れていたし、彼のベストから遠い状況だったけれど、彼にはこの素晴らしいトーナメントと、素晴らしい今季におめでとうと言いたい。来季も彼とまた再会したいね」と語った。
試合時間わずか1時間6分で完敗となったとなった錦織だが、今季はリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得するなど、大きな成果を収めた。ジョコビッチは錦織の今季の躍進を称え、来季の再戦を心待ちにしていた。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer