錦織が米国拠点のメリット語る 「もし日本にいたら…」
男子テニスの世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は13日にロンドンで開幕するATPツアー・ファイナルに出場する。今季最終戦に挑む26歳はトレーニングに対する自身の流儀について明かしている。ATPワールドツアーの公式サイトが伝えている。
「夢を追いかけているからハードワークしている」
男子テニスの世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は13日にロンドンで開幕するATPツアー・ファイナルに出場する。今季最終戦に挑む26歳はトレーニングに対する自身の流儀について明かしている。ATPワールドツアーの公式サイトが伝えている。
これまで米フロリダに拠点を置いてきた錦織は記事の中で「フロリダにいる時には誰も自分のことを気にしない。もし日本にいたら、自分自身も大騒ぎになってしまうでしょうね。アメリカに住むことで自分のテニスに集中することができるし、1日中練習することもできる。それが自分がしなければいけない大事なことだと思っています。もしも、日本に住んでいたなら、できなくなることも多くなるでしょう」と語っている。
錦織は2003年にフロリダのIMGアカデミーに留学。その後、フロリダを拠点に世界のジュニアサーキットを転戦し、頭角を現した。
今夏はリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得するなど大きな輝きを放つ日本スポーツ界のスターは母国の喧騒から離れた場所に身を置くことで、トレーニングに全力を注ぐことができるという。
「ハードに練習を続けなければいけないし、集中を欠如するようなことはあってはいけない。夢を追いかけているからハードワークしていると意識しなければいけない。誰かのためでなく、自分自身のためにプレーしていることも忘れてはいけない。このことがプレッシャーへの対処に役立つのです」
錦織は自身の流儀についてこう語り、ストイックな姿勢を見せている。ツアー・ファイナルでは世界ランク1位に躍り出たアンディ・マレー(英国)、同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)、同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)と同組となった錦織。2016年を待望のビッグタイトルで締めくくることができるだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer