菊池雄星FA発表、シアトル紙は「球団には贈り物」と表現「彼らは資金投下を画策中」
米大リーグ・マリナーズは3日(日本時間4日)、菊池雄星投手がFAになったと発表した。選手と球団、双方にあった来季以降の契約選択権を互いに行使しなかった。米シアトル地元紙は、球団の補強戦略などと合わせて菊池の移籍を分析している。
選手、球団の双方が契約選択権を行使せず
米大リーグ・マリナーズは3日(日本時間4日)、菊池雄星投手がFAになったと発表した。選手と球団、双方にあった来季以降の契約選択権を互いに行使しなかった。米シアトル地元紙は、球団の補強戦略などと合わせて菊池の移籍を分析している。
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「マリナーズのユウセイ・キクチ投手がオプションを行使せず、フリーエージェントを選択」との見出しで記事を掲載したのは地元紙「シアトル・タイムズ」だった。
リーグ最終戦までポストシーズン進出を争ったマリナーズ。来季のチーム編成を進めており、ジェームス・パクストン投手ら5人がFAに。カイル・シーガー内野手の1年2000万ドル(約22億8200万円)、菊池の4年6600万ドル(約75億2000万円)の球団オプションを行使しないことを発表した。
記事では日本人左腕の決断に注目。「少しの衝撃の中、キクチは1年1300万ドル(約14億8000万円)のオプションを行使しないことを決断した。このオプションは球団側のオプションが行使されなかった際に発動するものだ」と報じ「これはマリナーズのフロントにとっては贈り物になる」と菊池の離脱を伝えている。
理由は来季に向けた補強戦略にあるという。「彼ら(マリナーズ)は2022年に人件費を増加させると言われている。90勝72敗という昨季を足掛かりに、FAに資金投下を画策している。キクチの決断は確定している人件費から1300万ドル軽くなるということを意味している」と記事では分析。FA市場での補強費が増えたことは、球団にはプラスであるとしている。