ファウラー「大きなサポートがある」モリカワ「最高のファンたちだ」

　ゴルフの米男子ツアー、ZOZOチャンピオンシップは21日、千葉・アコーディア習志野CCで開幕した。2年ぶり開催となり、4月のマスターズで日本男子初のメジャー優勝を飾った松山英樹（LEXUS）も出場する今大会。1日上限5000人の有観客で行われるが、開幕前には出場するPGAツアーの名手たちが日本人ファンに対し、「大きなサポートがある」「最高のファンたちだ」と称賛の言葉を並べていた。

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　豪ゴルフ専門誌「ゴルフ・オーストラリア」によると、日本開催のZOZOチャンピオンシップに先立ち、PGAツアーで戦う名手たちが日本人ファンについてコメントしている。

「アジアのマーケットはゴルフ界にとって大きい」と語ったツアー5勝のリッキー・ファウラー（米国）は「彼らは素晴らしいし、選手たちもアジアに来て、ファンにプレーを見せることを楽しみにしている。でも特にここ日本では、本当に大きなファンのサポートがあると感じている」とも話し、アジアの大会の中でも日本人ファンの後押しは大きいものと感じているようだ。

　一方、日系米国人でメジャー通算2勝のコリン・モリカワは「最高のファンたちだ。五輪で来た時はファンが居なくて明らかに残念だった。ファンがいると違う感覚だ。2年前にティーショットを打った時のことを覚えている。5、6人のファンが並んで見てくれた。ティーショットが良くても悪くても応援してくれるんだ」と温かい応援スタンスを明かした。

　さらに「彼らは試合をよく理解してくれているから楽しいよ」とモリカワ。「彼らは私たちがやってくることに感謝してくれるから、我々も感謝している。エネルギーをもらえるんだ。PGAツアーで勝利することはクールなことだけど、米国以外の地で優勝し、履歴書にそれを書き加えられることも数少ないチャンスで、本当にクールなんだ」と日本開催にモチベーションを高めているようだ。

　東京五輪で金メダルを獲得したザンダー・シャウフェレ（米国）も「彼らはゴルフに夢中でこのスポーツを愛している。同じ組でプレーしたら多くのギャラリーが付いてくるだろう。良いゴルフを見てもらいたい」と語っていた。

　世界の舞台で戦っているPGAツアーの選手たちも日本人ファンに一目を置いているようだ。