ディミトロフが困ったボールガールを助ける

　テニスのBNPパリバ・オープンで、世界ランク28位のグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）が見せた紳士的な行動が話題だ。14日のシングルス準々決勝で、溝に挟まったボールをとることができずに困っていたボールガールの元へ。引き抜き、さっと手渡した実際の映像をATPが公開すると、海外ファンからは「ハンサムでナイスガイ」「いつだってジェントルマン」などとコメントが集まっている。

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　試合中の優しい一面だ。サンバイザーを付けたボールガールの女の子が、溝に挟まったボールを取ろうと懸命に試みている。しかし取れず、苦笑いで首を横に振ると、そこに現れたのがラケットを持ったディミトロフだった。しゃがんで左手で簡単にボールを掴み出し、さっとボールガールに手渡した。紳士的な姿だった。

　実際の映像をATP公式インスタグラムが公開。「いつだって助けに来てくれる」と文面につづったほか、BNPバリパOP公式ツイッターも「手助けが必要な時、いつもそこにグリゴール・ディミトロフがいる」と称賛した。

　海外ファンもほっこりした様子で「彼はいつだってジェントルマン」「DimiはGOAT（史上最高）」「何てステキな男なの」「グリゴールみたいな人が多ければ、もっといい世界になるのにね」「これ大好き」「ビッグ・ハート」「ハンサムでナイスガイ……コートの上でも敬意を持っている」「些細なことが大きな違いを生む!!!」「すべてがキュート」などと反響が寄せられている。

　この試合はフベルト・フルカチュ（ポーランド）に2-1で勝利したディミトロフ。準決勝進出を果たしている。