18歳シャポバロフに逆転負け…海外メディア「ニシコリが早い別れを告げる」

　男子テニスのアビエルト・メキシコ・テルセルは27日（日本時間28日）、1回戦で世界ランク26位・錦織圭（日清食品）が同45位のデニス・シャポバロフ（カナダ）に7-6、3-6、1-6で逆転負け。18歳の期待の新鋭相手に敗れ、海外メディアも「ニシコリが早い別れを告げる」と報じている。

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　灼熱のアカプルコで繰り広げられた2時間17分の熱戦の果てに、錦織に待っていたのは苦杯だった。

　第1セットはタイブレークの末に7-6で制したが、第2セットには3度ブレークを許して失う。そして、最終セットにはシャポバロフの勢いに飲まれた。スポーツ専門局「ESPN」メキシコ版では「ニシコリが早い別れを告げる」と速報。「ニシコリは第1セットを先取したが、試合はそこからカナダ人に傾いた」とレポートしている。

　カナダテレビ局「RDS」は「シャポバロフはアカプルコでニシコリ相手に急坂を登る」と速報。第1セットを先取された錦織に対し、カナダの新鋭がトップ30以上の相手に勝つのは2度目、サービスエース11本とダブルフォルト11本という波の激しいテニスだったことを紹介している。

　一方、錦織については「数々の故障に影響を受けたニシコリは、ここ数か月の間にATPランクを26位まで下げていた」と報じている。昨年8月に右手首を負傷。リハビリと下部大会での戦いを経て、復調を目指す錦織。復活はまだ道半ば。ニューヨーク・オープンに続く、ATPツアー復帰2戦目は初戦敗退となった。