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8回10Kの大谷翔平、103年ぶり快挙ならずも米評価「光り輝いた」「腕の痛みとは無縁」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地アスレチックス戦に「2番・投手」で先発出場。8回5安打2失点の好投も10勝目はならず、チームも延長戦の末に2-3で敗れた。MLBで103年ぶりの年間2ケタ勝利&2ケタ本塁打はお預けとなったが、米メディアはこの日の好投を評価。「光り輝いていた」「圧倒的な内容」などと記事で伝えている。

10勝目はならずも8回5安打2失点10奪三振と力投した大谷翔平【写真:AP】
10勝目はならずも8回5安打2失点10奪三振と力投した大谷翔平【写真:AP】

アスレチックス戦で8回5安打2失点…10勝目は逃す

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地アスレチックス戦に「2番・投手」で先発出場。8回5安打2失点の好投も10勝目はならず、チームも延長戦の末に2-3で敗れた。MLBで103年ぶりの年間2ケタ勝利&2ケタ本塁打はお預けとなったが、米メディアはこの日の好投を評価。「光り輝いていた」「圧倒的な内容」などと記事で伝えている。

 勝ちはつかなかったが堂々の投球だった。大谷はソロ2発を浴びながらも10奪三振の力投。8回のマウンドでは1死満塁のピンチを迎えるが、100球を超えてから球速99マイル(約159.3マイル)を計測するなど力は落ちず。無失点に抑えてガッツポーズが飛び出した。この日108球のうち55球はスプリット。援護がなく降板したが、9回に味方が追いつき負けも消えた。

 右腕の張りで17日(同18日)の登板を見送って迎えたこの試合。不安を払拭する見事な投球だったが、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「腕の痛みから復帰したショウヘイ・オオタニは支配的な投球を見せたが、エンゼルスは僅差で敗れた」との見出しで記事を掲載している。

 記事では「マウンドに戻ってきたオオタニは腕の痛みとは無縁のような投球を見せた。キャリアハイ(タイ)となる8回を投げるなど圧倒的な内容だった」「エンゼルスは9回に2点を取って追いつき、オオタニは『不運の敗戦』を免れた」と伝えている。

 またMLB公式サイトも「オオタニはマウンドで光り輝いていた。10奪三振」との見出しで記事を掲載。「初回から3回まで2三振ずつ奪い、彼の最後の回では99マイルを投げ、健康面の懸念を払拭した」と力投を伝えた。「彼はスプリットを55球投じ、17回の空振りを奪った。全く打たれなかった。今日のオオタニはスライダーとカットボールをあまり使わず、スプリットに頼っていた」と投球割合についても触れていた。

 大谷は勝てば1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりの年間2ケタ勝利、2ケタ本塁打だった。

(THE ANSWER編集部)

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