右足負傷も五輪金の意地 フェンシング加納虹輝が全日本初V王手「このまま引退は嫌」
東京五輪後は女優・黒木瞳とも共演
五輪後はテレビなど多数出演。タレントで日本フェンシング協会の武井壮会長とともに女優・黒木瞳のラジオ番組にも出演し、競技の魅力を伝えた。「地元・山口の岩国市に行って街を歩いている時に話かけられた」と反響を実感。注目度は高まったが「人にもよるけど、僕は特にプレッシャーはなかった。一人ひとり戦うことを意識していた」と胸を張った。
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他の金メダルメンバーでは、世界ランク1位の山田優が準々決勝で敗退。見延和靖は8月末に受けた鼠径ヘルニアの手術の影響で欠場し、宇山賢は手首痛でエントリーしていなかった。加納は11月6日の決勝で村上仁紀と対戦する。
「全日本でトップに入る選手は、普段NTCで一緒に練習する選手たち。手の内がわかっている中での戦い。今まで僕はそのやり取りに勝てなかった。絶対に獲りたいタイトル。このまま獲れずに引退は絶対に嫌だ。村上選手もNTCでやっている仲間。互いに手の内を知っているので、決勝までに弱点を探っていこうかなと思います」
唯一、“生き残った”金メダリストが初優勝に王手をかけた。
(THE ANSWER編集部)