「1000%意図的」「これはダメだ」 本塁突入の走者を吹き飛ばした投手に批判続出
米大リーグで投手が走路に入り、本塁を狙った走者と激しく交錯するハプニングが起きた。怪我につながってもおかしくないプレーをカナダ放送局が動画で紹介すると、「これはダメだ」「1000%意図的だ」と批判が相次いでいる。
元DeNAのブルージェイズ・グリエルが激突される
米大リーグで投手が走路に入り、本塁を狙った走者と激しく交錯するハプニングが起きた。怪我につながってもおかしくないプレーをカナダ放送局が動画で紹介すると、「これはダメだ」「1000%意図的だ」と批判が相次いでいる。
まさかのプレーが起きたのは10日(日本時間11日)、オリオールズ―ブルージェイズ戦の6回だ。1-3と2点を追うブルージェイズはDeNAに在籍したこともあるグリエルが二塁打で出塁し、1死となった後、セカンドへのゴロで三塁へ走った。二塁手のジョーンズは果敢に三塁へ投げたが、三塁手のグティエレスが後逸。ファウルゾーンを球が転がる間にグリエルは本塁を狙った。次の瞬間だった。
三本間の中間で突如、マウンド方向から走って来た投手のアバッドが現れ、体当たりするように激突。球の行方を確認しながら走っていたグリエルは不意を突かれてよけきれず、吹き飛ばされてしまった。驚きながらも慌てて立ち上がり、本塁に生還。アバッドも不規則なプレーになり、焦ったのかもしれないが、一歩間違えば怪我をさせてもおかしくないプレーだった。
投手がインプレー中に走路を越える際は走者に注意を払うのは鉄則。カナダのスポーツ専門局「スポーツネット」公式ツイッターは「フェルナンド・アバッド、何してるの?」と記し、実際のシーンを紹介。ファンからは「野球はいつコンタクトスポーツになったんだ?」「これはダメだ」「何考えているんだ?」「アイスホッケーで見るプレー」「エゲツない」「1000%意図的だ」との声が上がっていた。
この回、マウンドに上がったアバットは味方のエラーが絡んだものの、この回2失点で追いつかれ、ホールドに失敗。試合はオリオールズが6-3で勝利した。
(THE ANSWER編集部)